アイルランド旅行・初日

金曜日に仕事を終えて帰宅してから荷造り。色々とやることが重なっていて全然準備をする暇がなく、航空券と初日の宿くらいしか取れていなかった。どこに行こうにも、そもそもどういう場所があるのかよくわかっていなかったので決められなかった。

昼過ぎにダブリンに到着。思ったより小さな空港だった。空港からダブリン市内へは行かずにキルケニーに行こうとしたが、バスの乗り場がわからなくて案内所で確認した。

まだ時間があるようだったので、simカードを買って、ギネスを飲みながらsimカードを携帯電話に入れた。simカード取り出し用のピンを持ってきておいてよかった。それにしてもsparsimカードが売っているとは思わなかった。7.5GBもあれば一週間程度全然問題なく使えた。

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空港からのバスは、コークやゴールウェイのように遠くまで直通で行くものは多いが、キルケニーのように中途半端なのはそれほど多くない。せっかくSIMカードを入れたので、Google mapで現在位置と宿の位置を確認しながら移動した。英語も通じるし、現在位置も行き方も何も問題なくわかり、金銭的にカツカツというわけでもないので、なんて楽な旅行なんだろうと感じている。学生時代とは状況が大きく変わったんだな。

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この日に泊まるBBにチェックインして、市内を少し観光した。晴れているのに小雨が降っていて、そして寒かった。規模の小さな街で、小さな店が多く、中世の雰囲気が少し残っていて、静かで落ち着いたところだった。

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キルケニー城にも行った。芝生がとても綺麗だった。雨が降っているのに、雲間から光が差すととても良い色になる。夏のヨーロッパのこういうところが好きなのかもしれない。

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夜はアイリッシュシチューとローカルビールを飲む。スターターのスープみたいな感覚で、シチューとかチャウダーとか出てくるが、日本で言えば豚汁みたいな感じで結構お腹いっぱいになる。パンも付いてくるのがありがたい。

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やはり夏のヨーロッパは日が長くて素晴らしい。

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キルケニーなのでキルケニービールと考えるわけだが、地元では少し思っていたのと違った。

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キルケニーのSt Francis Abbey Breweryという修道院発300年前の歴史を持つ醸造所のビールは現在もあるのだが、現地ではSmithwick'sというブランドで売られている。発音はどう聞いても「スメディック」にしか聞こえない。アイルランド中どこのアイリッシュパブに行っても、黒いギネスと赤いSmithwick'sのタップはまず間違いなくあるだろう。この記事の一番上の写真でも左からギネス2つの次はSmithwick'sである。その醸造所見学に行くのは2日目のお話。

アイルランド旅行・きっかけと準備

なぜアイルランドかと何度も聞かれた。英語でIrelandというとよくIranと間違われた。それ以来Republic of Irelandと言うようになった。

夏のヨーロッパには毎年行きたいから今年も当然行くことに全然迷いはない。ここ数年の流れでまた東欧に行こうかとも思ったが、移民がやってくる境界には不安要素があるのでちょっと避けることにした。またヨーロッパのメジャーな都市はそれはそれでテロの心配があるので避けた。そうすると、なんとなくアイルランドが安全じゃなかろうかという結論になった。IRAの時代でもないし。

アイルランドといえばギネスであり、ウイスキーである。とりあえずどこへ行っても美味しい酒を飲めそうな気がした。また、古い町並みがあり、古い教会があり、自然もあるだろう。そして妖精が出てきそうじゃないか。ネタは十分にありそうだから、いろいろと楽しみ方はありそうってことで、計画を詰めた。といっても出発の前の週にMaker Faire Singaporeの展示があったので全然余裕はなかったが。

最初に買ったのは、いつものガイドブックであるlonely planet。もうこれ以外のガイドブックは使う気にならない。ちなみにPDF版をlonely planetのサイトから直接買った。

Lonely Planet Ireland

Lonely Planet Ireland

 

 それから友人にアイリッシュパブの本を紹介されたので買った。

アイルランド・パブ紀行

アイルランド・パブ紀行

 

 文章に冗長なところがあったり、説明している都市に偏りがあったりするが、全体としてなかなか面白かった。

 神話の側面も気になったので2冊買ってみた。 

ケルトを巡る旅 -神話と伝説の地 (講談社+α文庫)

ケルトを巡る旅 -神話と伝説の地 (講談社+α文庫)

 

正直かなり退屈だった。日本人論みたいなのはかなりどうでもいい。ドルイドと魔女の話が面白かったけど、わりとノイズが多い印象を自分は受けた。

一方、ケルトの神話は歴史的背景や神話が淡々と紹介されていてとても良い。

ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫)

ケルトの神話―女神と英雄と妖精と (ちくま文庫)

 

 一回しか読んでないのでほとんど中身を忘れてしまったが、もう一度読めばきっと少しは定着することだろう。

なんとなく行く国を決めて、その国の首都までの往復航空券を予約する。そして写真多めの本を眺めながらその国の中で行きたいところをピックアップ。食べたいもの、飲みたいものなども考える。こんな風にフリーハンドでざっくりした地図を書いて、書き込んでいくのがわりと性に合っている。

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ロンリープラネットを読んで、どの都市とどの都市がアクセスしやすいかを調べながら一筆書きしていく。滞在日数に限りがあるので、泣く泣くいろんな場所を削る。アクセス悪そうなところでも1日ツアーなんて便利なものがあったりして、自分で運転しなくても結構いろいろと回れるものである。 

ある程度まわり方の目処がついたら、曜日を確認しながらいつどこの都市に泊まるか考える。曜日というのはかなり重要で、1日しか滞在しないのに行きたいところが休みだったりすることがよくあるのだ。都市が決まれば宿を予約する。宿は現地でって思っていた時期もあったけど、近頃面倒になっていつもBooking.comのお世話になっている。

事前に調べたら旅行がつまらなくなるってのは調べ物を面倒くさがる人間の怠けた気持ちの表れに過ぎず、現地にいくらでも面白いものは転がっているし、それを面白がれないのだとすればそれは受け手の問題に過ぎない。

今回はバスの時刻表のチェックが甘くて現地で泣く泣く諦めたところがあるし、滞在する都市も最後の最後まで決めきれず反省の残るところ。でもまあ全体として楽しめたし、それをこれからまとめていく。

タイ・バンコク旅行

以前シンガポールから北海道に行くときに、タイのバンコクを経由して行ったことがある。そのため空港だけは知っているが、それ以外は全然、このタイという国には縁がない。仕事で散々やっているのでタイの特許制度はよくわかっているけれども、その程度である。

土曜日の昼間にドローン360度動画の実験をして、その後空港へ向かった。Jetstarに乗ること2時間でバンコクスワンナプーム国際空港に到着。空港で3日分のSIMカードを購入したら、手際よくピンを差してSIMカードを入れて設定もしてくれた。しかも格安。

文字が読めなくてさっぱりわからなかったが、Airport Rail Linkなるものに乗って終点Phaya Thaiまで行った。

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この電車はとてもきれいで速くて快適だった。マレーシアのクアラルンプールの空港から市内へ行く電車もきれいで速くて快適。なんとなくその辺は似てる気がした。

ホテルは駅の近くだったが、既に夜中で駅の出口が限られていて、慣れないとちょっとわかりにくかった。

チェックインした後、ホテルでパッタイを食べた。何食べたらいいかわからないときに、とりあえず外れないのがパッタイだと思っている。辛くないし。

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東南アジアはわりとWhatsapp文化圏なのだが、タイはLine文化圏だったりする。

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翌朝、この旅行の主目的である結婚式に出た。予定の時間よりも前に行ったのにすでに始まっていた。それにしても仏教スタイルの結婚式というのは淡々としていて実に変な感じだった。

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友人の結婚式のために飛行機に乗ってどこかに行くというと、なにか大変なことをやっているように言われることもあるけれども、自分にとっては行ったことない場所に行く良い口実ができたくらいにしか思ってない。飛行機に乗るとか旅行するとかいうことに対するハードルは人によって大きく違うのである。

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午前の部が終わり、街に出た。この屋台飯はかなり当たりだった。

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生まれて初めてマッサージなるものに行ったが、こちらも快適だった。

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http://www.lavanabangkok.com/ja/home-jp/

街並みは新しいものとディープなものが混ざり合っている感じである。

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住みたいかと言われたら、自分はシンガポールでいいかなあと答えそうだ。結婚式夜の部は想像してた以上に派手でなんかすごかった。

夜にシンガポールに帰ろうと思えば帰れたような気もするけど、もう一泊した。そして翌朝空港に向かう。

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この変なモニュメントを見るとタイの空港という気分になる。次は別の都市に行ってみるのもいいかもしれないなと思った。爆発しないところならいいのだが。

シンガポールついたらタクシーで会社に直行して、午後から普通に仕事。国内旅行というほど近くはないが、実際に行ってみるとわりと手軽に行けることがわかったのは大きな収穫。

長野旅行 五日目

朝6時半から宝光院の神楽を見に行った。とても厳かなものを想像していたが、地域の人がけっこう参加しているようなとてもカジュアルなイベントだった。この地域に住んでいる人であれば、割と当たり前に次の神楽やるかみたいな話をしているのかなと想像した。けっこう子供も参加していた。非常に楽しめたが、シンガポールに慣れた身体には、早朝の寒さが厳しかった。

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宿に戻って朝食を済まし、中社、奥社まで向かうことにした。ずっと歩いて行っても良かったが、この日は長野に戻って上田まで行くので大人しく途中までバスを使うことにした。

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 奥社に行くには最寄りのバス停から2kmくらい歩くことになる。

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神社というのは建物だけじゃなくて、こういう敷地内の自然全部を含めたものであり、自分の普段の生活には欠けているこういう体験を求めていたのだと現地で実感した。

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戸隠は長野からもけっこう距離があって不便なのだが、ここまで来て良かった。

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長野ではいつもそばを食べていたような気がする。そばを食べながら時間調整をしてバスで長野に行き、そこから電車で上田に向かった。

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正直真田丸とかどうでもよくて、ただサマーウォーズで見た上田の夏の青い空が見たかったのだ。

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でもなんというか、こういう山のある景色は安心するものがある。

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丸窓の別所線に乗って、別所温泉に向かった。

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青々とした空はあまり見られなかったが、夕暮れは綺麗に見えた。

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翌朝別所線で上田まで戻り、その後長野新幹線で東京へ。けっこう遠くまで来たと思っていたが、新幹線に乗ったら拍子抜けするくらいすぐに東京に着いた。

長野旅行 四日目

この日は安曇野を出発して、長野を経由し、戸隠まで行った。まず安曇野からタクシーで最寄りの駅に向かった。長野に行きたかったので、篠ノ井線の明科駅である。駅で長野行きの時刻表を見ると次の電車まで1時間くらいあったので、荷物を預かってもらって駅の周りを見てこようなんて思ったが、そういうサービスはしておりませんと断られてしまった。この段階で日本酒数本とワインがバックパックに入っていて既に結構重かったのである。

結局駅前の喫茶店に行ってケーキを食べていると、急に電話する必要のある案件が発生し、SIMがデータのみだったので携帯にskypeを入れてどうにかした。そんな感じでのんびりしていて、時間になったので電車に乗った。

割と景色が良かったので、窓の外を眺めてばかりいたのだが、他の乗客は地元民のようでとても当たり前のものを見るように見ていた。途中、川中島なんて駅があって、これがかの有名な川中島かー、なんてほんの少しだけ感慨深くなった。

長野駅は思っていたよりずっと大きかった。駅のコインロッカーに荷物を預けて、善光寺に向かった。バスに乗っても良かったがそれほど遠くなさそうだったので徒歩で。

途中で日本酒が飲みたくなったので焼き鳥屋に入る。川中島の幻舞だったかな。

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 そして善光寺へ。元々行く予定はなかったのだが、せっかくなので行ってみようかという気分になった。

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全然知識なく、言われるがままに進んで、真っ暗な中を歩く体験もしてきた(お戒壇巡りと言うらしい)。あんなに暗いのはdialogue in the dark以来だな。暗いところにいると人は勝手に在らぬものを見る可能性が上がるので、そういう当たり前の事象を神秘として扱えば宗教に活用しやすいのかもしれない。

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善光寺長野駅の間は、店がたくさんありとても活気があって、歩いていてなかなか楽しかった。安くて美味しいものが食べられるのも良い。

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善光寺味噌も買った。

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駅のコインロッカーからバックパックを回収して、バスで戸隠へ。泊まったのはここ。

宿坊というから神社の敷地内にあるのかと思ったら、そんなことはなくて、神社の近辺に似たような宿坊+苗字みたいなのがたくさんあった。

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こういう古いものがたくさんあると、それだけでワクワクしてくる。夕食も宿坊らしいメニューでとても美味しかった。

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当然のことながら蕎麦も美味しい。

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戸隠そばは盛り方が特殊で、5〜6束にわけで盛りつける。戸隠神社でお祀りしている神様の数にちなんで5つ、とかそれに一つ加えて6とか諸説あるそうだ。翌朝宝光院にて神楽をやるとの情報をここで教わり、早く寝ることにした。

長野旅行 三日目

既にバックパックに日本酒が数本入っていて重かったので、次の宿に荷物を置いてから動くことにした。次の宿は安曇野安曇野というエリアは広いが、今回行こうと思ったエリアは松本から二つの別れた路線の間にある。信濃大町・白馬方面に向かう大糸線と、長野方面に向かう篠井線があって、大糸線穂高駅が宿の最寄り駅だった。

タクシー乗るほどの距離でもないので歩いて宿まで向かったが、とても天気が良くて、遠くの山まで見渡すことができた。水田の広がるのどかな景色が素晴らしい。

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宿に荷物を置いて、目指すは大王わさび農場。

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わさびは強い日差しに弱いらしい。

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わさび丼美味しかった。

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こういう水のきれいなところにわさびが育つのだなと思った。

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わさびソフトクリームなるものを食べた。甘いのに鼻にツンときて変な感じだけど美味しい。

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ワイナリーがあるとのことなのでスイス村まで行った。

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のどかな景色を見ながら歩いて帰る。

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途中でドイツソーセージの店があったので食べてみたら美味しかった。

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腸詰屋 安曇野店 - 豊科/デリカテッセン [食べログ]

夕食は宿で建設現場作業員みたいな人々が多くいる中で食べたが、わりと美味しかった。

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長野旅行 二日目

この日の朝は雨だった。朝食を食べた後、車で駅まで送ってもらう。大した距離ではないが、雨の日の送迎は助かる。JR上諏訪から松本に向かった。松本はこの辺りでは大きめの都市なので、駅前は栄えていてデパートもいくつかあった。宿に荷物を預かってもらって、駅に戻る。もうちょっと駅近くの宿でもよかったかと思ったが、このホテルは食事が評判が良いので選んだのだった。

松本で酒造見学できそうなところを検索したところ、上高地線というワンマン電車の下新駅付近にあると知る。ちょっと時間があったので、松本駅で蕎麦を食べた。普通のそばなら1分、生そばだと3分とのことで、生そばのきのこそばを食べたが、そばもきのこもとても美味しかった。さっと食べられるのでそばがファーストフードなのだなと思った。

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下新駅の周りは水田でとても静かで良い場所だった。こんな景色が見たかったと思い出したりする。雨も止んでいて心地よい。最初に行ったのは亀田屋酒造。母屋を見学したいというと案内してくれた。撮影許可が下りたので、三脚を置いて360度カメラで撮影したのだけれども、あれは単に普通のカメラで写真を撮っても良いという意味だったのかもしれない。あまり気にせず母屋で動画を撮った。

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撮影の後には当然のことながらいくつか試飲する。ここは、アルプス政宗というブランドで色んな種類のお酒を出している。色々と飲んでみたが、限定っぽい純米大吟醸が一番気に入ったので買ってきた。

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以前シンガポールで勧められた大信州という酒造もこの近くにあるとわかったので行ってみた。とても丁寧にお酒の解説をしてくれて、いろんな大信州を味わうことができてとてもよかった。夏向けのものや、食事に合うタイプ、辛口な物、それぞれ特徴があって、どれも安くて美味しく、たくさん買って帰りたいけど一本で我慢した。

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天恵の美酒 大信州

日本酒に限った話ではないけれども、都市部のお店で選ぶよりもこうして現地に足を運んで、その場所の空気を感じながら、のんびりと色々と試飲して、お店の人とゆっくり話をして、何本か買って帰るというのがとても幸せな瞬間だなあと思ったりする。

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松本に戻り、買った日本酒を宿に置いて、松本城に向かった。近頃ちゃんとしたお城を見てないなあと思ったので見に行ったが、石垣がそれほど高くないせいかいまいち迫力が感じられなかった。姫路城のようなインパクトがここにはなかったが、それは単に記憶が美化されているのかもしれない。それでも去年見た中津城よりはよほどしっかりしていて、そこまでおもちゃっぽくなかった。

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ついでに隣にあった旧開智学校に行った。新しい方の開智学校もそばにあり、どちらもなかなかユニークな洋館のような佇まいだった。自分はわりと普通の学校に通っていたので、こんな変わった形の学校に通うというのはどんなものだろうかと感じるが、慣れてしまえば一緒なのかもしれない。

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自分は教育に全然関心がないのでなんとも思わなかったが、ここには色々な教育関連の資料が揃っていて、そういうのが好きな人ならとても充実した時間が過ごせるようだ。自分としては面白い形の建物に昔の学校の雰囲気がわかるものが置いてあって楽しめた。

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VANCaféHOUSE(ヴァンカフェハウス)|長野県松本市縄手通りのカフェ

昼にそばしか食べてなかったのでお腹が空いたが、飲食店があるエリアがよくわからず、ランチタイムからも外れてしまっていて、なかなか開いている店がなかった。しかし、歩いているうちにおしゃれ飲食店エリアのようなものにたどり着いたので、丼を食べたりプリンを食べたりした。

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長野県松本市 “時代遅れの洋食屋” おきな堂 www.okinado1933.com

そして宿に戻った。宿のエレベーターに筍ご飯の広告が貼ってあったので、この日何食目になるのかと思いながらもホテルに併設されているレストランで、筍ご飯を食べた。

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この松本ツーリストホテルは、駅から多少遠く古いけれども、この併設されているレストランで食べる夕食と朝食が美味しいからか、けっこう賑わっていた。仕事で使っている人もけっこうたくさんいる模様。なんというか家庭料理というか、たくさんの種類のちょっとした料理があってどれも美味しそうなので評判なんだと思う。