第7回ニコ技深圳観察会(Jenesis)

初日の午後の目的地は郊外にあるJenesisである。

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2年ぶりの訪問である。

今写真を見比べてみると微妙に看板が変わってる。また、中を見学させていただいた。

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ファームウェアアップデートゾーンなるものができていた。急にアップデートする必要ができた際には、ここでまとめてアップデートするとのこと。

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aging roomは前からあったが、以前聞いたときよりも条件が厳しくなっているように感じた。

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あとロボット作っていた。部品点数が多いらしく、これまでやっていたタブレットなどよりも大変そうに見えた。

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説明の内容はいつも同じでとJenesis藤岡さんが謙遜していたが、それがもう全然聞いたことない話がどんどん飛び出して、この人どれだけ修羅場をくぐって、どれだけ引き出し多いんだと圧倒された。役人を相手にした話とか、他の工場が潰れたときのこととか、ここでこの人にしか聞けないような話が相変わらず盛りだくさんである。

とりわけ印象的だったのは、歩留まりの話。サプライヤーから提供されるパーツを組み立てて最終製品にしていくわけだが、つまるところ、サプライヤーから提供されるパーツの品質ですべてが決まってしまうのだとのこと。そのあたりは価格とのトレードオフになるけれども、Foxconnのようなところは、そもそもサプライヤーから提供されるパーツが別物で、圧倒的に高品質で不良製品もほぼ出ないそうだ。サプライヤーにダメ出しをして、時間をかけてでも高品質のパーツを提供させることを徹底する。

JenesisはFoxconnのような規模はないけれども、サプライヤーから提供されるパーツを徹底的にチェックして、できあがったものも全品チェックして出荷しているので、アプローチは異なるけれども高い品質を維持している。深圳のエコシステムを活用して、宮崎のサポートセンターで修理を行い、万全の体制でサポートする会社。そのようなハードウェアの生産に興味がある人は是非コンタクトしてみたらいいと思う。

そんな藤岡さんの本が現在執筆中らしい。他では読めないことがさぞかし書いてありそうなのでとても楽しみだ。

ちなみにJenesisの前にモーター市場に行ったのだが、清明節の祝日らしく巨大な建物まるごと閉まっていた。いずれ行きたい。

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第7回ニコ技深圳観察会(HAX)

自分がHAXのことを初めて知ったのは3年前のこの記事。当時まだHAXではなくHAXLR8Rだったが。

この記事にseeedのことも出ているけれどもそれには気づかなかったらしい。

あとはJoiのブログ記事も読んだ記憶がある。当時Joiを案内したのはあのBunnieか。

Shenzhen trip report - visiting the world's manufacturing ecosystem - Joi Ito's Web

中国・深川訪問記:世界の製造業のエコシステムを訪ねて - Joi Ito's Web - JP

深川(フカガワ)ではなく深圳なんだけどなとは思った。

あと出典は思い出せないのだが、シリコンバレーのVCが見込みある起業家に対して、君たちが中国で起業するならすぐにでも出資しよう、しかし米国で起業するなら出資しない、なんてことを言ったとかこのあたりの時期に見た覚えがある。

そんな文脈でいつも出てきたのはこのHAXという印象を抱いている。本腰をいれて深圳でハードウェアの起業を支援する集団。そういえば第一期生に選ばれたサッソーという日本の会社の人と2年位前にたまたま少し話したような気がする。そんな感じで、断片的な周辺情報はいくつかあったのだが、個人的に謎に包まれていたこの会社を訪問できて話を聞けて非常に楽しかった。

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今回説明してくれたPartnerのBenは、フランス出身で日本語堪能だったりする。

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Troublemakerと違って、Haxは入居者から利用料を取るモデルではなく、世界中から集った応募から見込みがありそうなものを選んで投資する。背後には投資家がいるわけで、当然のことながら大きくスケーリングするものが選ばれやすい。そして、最後はチームを見て判断するとのこと。

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ハードウェアエンジニア、ソフトウェアエンジニア、そしてデザイナーのチームでHAXのアドバイスを受けながら、大化けするものを作る流れとなっている。

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あとはなんとかしてやるから、とにかく細かいことを気にせず開発せよという強いメッセージが伝わってくるフルスタックプログラムである。設備が新しいわけじゃないけど、圧倒的な人のネットワークがHAXの強みだそうだ。

カナダベースのウェアラブルおもちゃを作る会社、Walkies Lab Incの話も聞けてよかった。

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やはり電気街にあるのでパーツ調達のスピードが圧倒的だと感じた。aliexpressなどの通販サービスで注文して2週間から1ヶ月待ってから取り組むのと、wechatで店に連絡して1時間位で届けてもらえるのは全然違う。量産するのであれば郊外の工場の方がいいかもしれないが、プロトタイプ作りをするのに、この電気街をインフラとして使えるのはとても良い。ツアーの後で電気街を見て回ったが、オンラインの注文をさばくべく、次から次へと出荷されている様子が見られて、ここからはじまるんだと感じた。

ちなみにこのツアーの良いところは、見学した会社の話の続きを食事の場で聞けることである。某MRファミコン動画を見せられたBenがちょっと驚いた反応をしていたり、VRにあまり興味なさそうだったり、そんな素の反応が見られて面白かった。

そんなHAXは、日本からのハードウェアスタートアップの応募を絶賛募集中。我こそはという人は、是非応募してみたらいいと思う。

第7回ニコ技深圳観察会(Trouble maker at HQB)

初日朝、华强北のスターバックス前でツアーが始まった。よくわからずについていくと謎の地下駐車場に到着し、そこにオランダ人のHenkがやってきた。

エレベーターで屋上に上がってたどり着いたのはTroubleMakerというコワーキングスペース

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実際のところは、华强北国際創客中心というコワーキングスペースの一部をTroubleMakerという会社がMakerを支援するために借りている。

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遠隔で使っているところもあれば入居しているところもあり、Makerを支援しているところもあったりして、既に一つのコミュニティとしてできあがっている。

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上の三段が協力会社で、残りがインキュベーション施設に入居している企業。影像中国という会社がkickstarter向けのビデオを作る会社かと思ったが、サイトを見てみるとなんか違う雰囲気。

ちょっと検索してみたらこんなのが見つかった。中国語で探せばもっと出てくると思う。この会社はOCTといういわゆるお洒落なエリアにあって、そこで撮影していることが想像に難くない。

Henkによるとこの壁に貼ってあるロゴは頻繁に更新されるものではないから、情報が古いかもしれないとのこと。ざっくりどんな業種の会社がこのコミュニティにあるのか確認するには良いかもしれない。

各部屋には惑星の名前がついていた。金属加工をしてくれる会社。

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知的財産のサービスを行っている会社もあった。北に1キロくらいのところにオフィスがあって、時々そこにきてスタートアップのIPコンサルティングをしているようである。商標が中心で、著作権の登録や実用新案や特許の出願もしているようだ。料金も詳しく書いてある。あと法務関係もやっているらしい。

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华智邦

その他、ここでできたプロダクトの展示も行っていた。

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外に出るとカマドジョー。Align Machine worksで作っているそうだ。

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晴れていれば外でこのカマドジョーを囲んでバーベキューを行い、雨の際にはなかで別のネットワーキングをやるんだそうな。

そんなTroubleMaker。何が他と一番違うかといえば、Henkによるとここには設備と人の両方があるんだとか。最新の設備があるのに人がいなくてメンテされていないとか、人はいるけど使いたい設備がないとか、そんなコワーキングスペースを多く見てきた彼は、最新の設備とそれをメンテナンスしたり、困ったことがあれば様々な分野で相談できる人を用意し、コミュニティとしてうまく機能する場所を作ろうとしている。

月々1200元(約2万円)で自分の机が持てる。月々2400元(約4万円)でCNCや3Dプリンターオシロスコープなどすべての機材にフルアクセスできる。日本人はビジネスでも2週間までならビザ無しで中国に行けるので、华强北のコミュニティにアクセスしたい人は行ってみるといいだろう。見学ツアーへの申込みもサイト上で受け付けている。

ハードウェアで本腰入れて何かをしようと思ったら、現時点で動いているここは選択肢の一つに入れて良いだろうなと感じた。とにかくカジュアルでとても雰囲気が良い場所である。翌日提携工場にも行ったがそれはまた別のお話。

第7回ニコ技深圳観察会に参加してきた(概要)

シンガポール在住の高須さんとtwitter上のGOROmanさんには、このところ多大なる影響を受けてきた。高須さんに会わなければ成都に行ってないし、シンガポールメイカーフェアにも出展していない。GOROmanさんのtweetを見ていなければRicho Theta S360度動画に興味を持っておらず、VRにも関心を持たなかったと思う。そんな2人があの深圳に行くと知り、これはどう考えても面白いので参加するしかないなと思い、一週間休んで航空券を取った。2年ぶりの深圳である。

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前回はMaker Faire Shenzhenの後の1日だけだったが、今回はみっちり3日間のバスツアー。30名近い参加者とともにAccerelator, スタートアップ、工場などを回った。これについてはあとで一つ一つ丁寧に書く予定。とにかくずっと楽しかったし、ずっと何かしら高揚した気持ちだった。誰もが何かしら思うところがあって自発的に参加しており、食事の際の話もとても面白かった。

今回で7回目となるこのツアーから派生してできた本「メイカーズのエコシステム」について、高須さんはよく、みんなで書いた本なのに自分の名前で出てしまって申し訳ないみたいなことを言う。きっとこのツアーについても、誰よりも時間を書けて自らあらゆる手配をして声がかれるほど頑張っていたのに、みんなでつくりあげたツアーというのだろう。それが高須さんの所属するチームラボのカルチャーなのかもしれないが、高須さんはそんな人だと理解している。

深圳という土地と高須さんのいつも何かを期待させる力に引き寄せられた30名近い今回のチームはなかなか濃く、一癖ある人々が集まり、新しいもの・見慣れぬものに興奮し、子供のようにはしゃぎまわっていた。他の人が何を面白がるのかというのはとても興味深く、それによって深圳の様々な面を見ることができる。wechat paymentの活用例やVRの現状、小米之家など、参加者の関心によって視野を広げることができる。想像していなかった視点に気付かされることも多い。

自分について言えば、2年前に初中国で深圳に来たとき、中国自体に対して多かれ少なかれあった偏見は消滅した。そして電気街の圧倒的なスケールと人々の勢いを目の当たりにして、製造業の都としての深圳の認識を新たにした。昨年2度目の中国で四川省成都に来たとき、街中にあふれるAlipayWechat paymentQRコードを目の当たりにして、個人決済最先端の中国を実感した。そして、今回3度目の中国、2度目の深圳を訪れ、ここがライフスタイルや価値観を大きく変える場所であると強く感じた。技術の力で社会の問題を解決し、技術の力で倫理の問題をも解決する事例がここでたくさん見られるようになる気がした。

技術の力で倫理の問題を解決する具体例を挙げると、Amazon Goみたいなものと考えるとわかりやすいかもしれない。万引きという概念をなくして、レジなんてものはなくてよかったんだと既存の概念を気持ちよく壊してくれる。セキュリティの隙間を突いて何かしら悪いことはできるかもしれないけれども、基本的に万引犯罪という社会の問題が技術的に解決されることになる。深圳からはそんなAmazon Goのような倫理の問題を解決するサービスが、勢いある人々と最先端の個人決済手段によって次から次へと出てくるような気がした。

深圳で見たofoというどこにでも停められるレンタサイクルサービスは、安価な自転車の盗難を消滅させるかもしれない。転売目的の高価な自転車の盗難と違って、安価な自転車の盗難は倫理観のない人間による一時的な移動手段の確保に過ぎないように思う。逆に言えば、一時的な移動手段の確保が手間なく安価で手に入るのであれば、犯罪に手を染める必要は全然ない。身の回りの至る所に少額で利用可能な自転車があって、どこで借りてもどこで返しても良いのであれば、自転車の盗難という概念がなくなる。

また、どこにでも返却できるモバイルバッテリサービスをみて、盗電だのマナー違反だの言うくだらない話が消滅する気がした。電源が足りなくなったので出先で充電したいという欲求を満たすサービスにより誰もがハッピーになれる。インフラとしてのwechat paymentという個人決済手段と十分な数のバッテリを市場に投入できるほどハードウェアが安価になったこと、そして熱心に働きビジネスチャンスを伺う人々により完成されたシステムなんだと思う。とにかくなんでも早く進むこの地では試行錯誤の回数も圧倒的に多く、そこでうまくいったものが生き残っているのだろうなと感じた。

街中で新しいサービス、新しいものを見るだけでなく、急成長するスタートアップやそれを支援する人々、慢心しない貪欲な大企業、貪欲に新しい試みを続ける工場などを見学することにより、目先の新しさではなく本質的なこの地の強さを日々実感した。急激な変化を続けるので、最低でも年に一回は来ないといけない場所だと思った。そして、日頃から深圳スピードまで自分を加速させて決断・行動しないとどんどん差をつけられると痛感した。自分にとって深圳とは、そんなとにかくやる気が溢れてくる場所なのである。

プログラムの詳細や他の方の感想はこちら。


兵庫・三重旅行 三日目

今回の目的は明石のプラネタリウムと灘の酒蔵である。灘は大阪と神戸の間というとてもざっくりした印象しかなかったが、今回実際に行って歩いてみて多少自分の中の解像度が上がった。とりあえず阪神電鉄魚崎駅まで行った。

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最初に行ったのは菊正宗。

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大手酒造メーカーの展示は、以前京都の伏見・中書島エリアの月桂冠などに通じるものがある。

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一つ一つ丁寧に説明していてとてもありがたい。

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こういう知識は自分でどぶろくを作るときにもとても役に立つ。

次に向かったのは白鶴。古い建物と新しい建物が組み合わさっていた。

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菊正宗同様、とても丁寧な工程の説明があった。

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当然のことながら試飲コーナーもある。

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菊正宗にしても白鶴にしても、安くてまずい酒を作る会社というイメージしかなかったのだが、ここで飲んだ蔵元限定酒などとても美味しいお酒もまともに作っていて、やればできるんじゃないかと偉そうなことを感じた。大人の事情で安くてまずい酒も作らないといけないんだろう。

続いて、特に予定なかったが、たまたま近くを通りがかったので泉酒造に行ってみた。

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前の2つと比べるとこじんまりとしていたけれども、とても丁寧におすすめのお酒を教えてくれて、非常に感じが良かった。もちろん試飲したお酒も美味しかった。

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おりがらみなるものを初めて知る。澱が絡む無濾過原酒のスタイル。ちなみに立ち寄ったところで最低一本買っているのでとても荷物が重かった。

行こうと思えば数日かけてあるだけ全部行けたけど、それもキリがないので、福寿を灘の最後の訪問地とした。

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ここの試飲コーナーがとても素晴らしかった。ここの蔵直採り生酒が最高。

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福寿の蔵元|神戸酒心館

灘で一つといえば間違いなくここというか、関西住んでたら通いたいレベルでよかった。ここで食べた粕汁もとても美味しかった。

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といった具合に灘観光に満足し、次なる目的地の大阪へ。魚崎のコインロッカーで荷物を回収し、駅のケーキ屋さんでシュークリームを買って、阪神梅田に向かった。御堂筋線で動物園前まで行き、新世界で串かつという実績を解除した。

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ディープな立ち飲み空間を短い時間ながら楽しんだ後、近鉄に乗るべく天王寺方面に向かった。タイミングが悪く、一時間位待つことになったので、あべのハルカスのカフェモロゾフでケーキを食べた。

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服を全然持ってきてなくて下着が尽きたので、少し買い物もした。そして近鉄で奈良を経由して、伊賀神戸伊賀鉄道に乗り換えて伊賀上野まで行った。大した理由などなくて、単に地図を見ていて伊賀って行ったことないなと思ったからに過ぎない。

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こんなに美味しい日本酒を飲み比べて、牛しぐれもついて580円って価格設定おかしくないか、安すぎるだろと何度も思った。

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安くて美味しいものは、日本の地方都市に限るという思いを新たにした。

 

兵庫・三重旅行 二日目

明石の天文科学館には長い間来たいと思っていたのだが、ことごとくタイミングが合わなくてずっと来れずにいた。高校の修学旅行できたときも、京都に住んでいて明石まで足を運んだときも、休館日で入れなかった。だからこの日に中に入ることができて、20年分のもやもやした気持ちが解消された。

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この東経135度を子午線とする、みたいな人が定めたルールみたいなのは、積み重なった人類の叡智のようなものが感じられるのでとても好きだ。ロンドンのグリニッジ天文台に行ったときもとても感慨深かった。

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測量に使った道具なども展示してあって、見ているだけで楽しくなる。

タイミングが合わなくて午前のプラネタリウムが見られなかったので、山陽電鉄で江井ヶ島まで行くことにした。このあたりは江戸時代には非常に多く酒蔵があったそうだ。その頃からまだ続いている太陽酒造は江井ヶ島駅から近い。

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太陽酒造株式会社

試飲や見学は蔵開きの日にできるとのこと。海外から来たというと、少し見学させてくれた。ここで売っている原酒を買って飲んでみたが、とても個性的で力強い印象を受けた。

そのまま海岸線に沿って歩いていくと、明石ブルワリーについた。

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ここで試飲したビールがとても美味しかった。これで1000円は破格だと思う。

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時間がなくなってきたので、タクシーで次の目的地に行った。

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清酒『空の鶴』 - 西海酒造株式会社

ほとんど見学できる感じではなかった。この辺の酒造は小規模なので、こんな観光客を受け入れるような感じではないのかもしれない。とは言っても、酒造で一つ一つ説明してもらってお酒を買うのはとても楽しい経験である。

そしてタクシーで天文科学館に向かい、ギリギリプラネタリウムに間に合った。

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このイェナさんが動いているところを見たかったのである。Planetarianを見たときから。

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やはり巨大な精密機械がダイナミックに動くのは良いものだ。もちろん星も綺麗に投影していた。

明石は鯛や蛸など魚介類で知られ、魚の棚商店街も歩くだけで非常に楽しめる。

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 明石焼き(卵焼き)も食べた

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明石駅のコインロッカーから荷物を回収して、次なる目的地である三宮に向かった。

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日本に一時帰国したときはいつも漬物を食べている。あとは魚を重点的に。

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神戸はケーキも美味しい

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兵庫・三重旅行 初日

東京から新幹線に乗って西明石まで行った。品川から新神戸までのぞみで行き、新神戸から西明石までこだまで行った。

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いつも新幹線に乗っている人には当たり前のことかもしれないが、久々に乗った自分としては所々以前と違うと感じるポイントがあった。まずは切符。乗車券と特急券と指定券、のぞみとこだまなのでそれが2セットの計6枚切符が出てくると思ったのだが、1枚しか出てこなかった。一枚の切符に所狭しと文字が詰まっていた。こんなところにも変化が訪れるのだなと感じた。

次に変化を感じたのは駅弁。しかも割り箸。今時の割り箸は竹を削ったものになっていて、既に二つに分かれていて割る必要がない。もはや割り箸ではないし、もう既に高いクオリティで完成された箸になっていた。それから久しくこだまに乗ってなかったので、こんなに豪華になっているとは全然知らなくて非常に驚いた。

この日はホテルにチェックインして、ホテルで夕食を食べて、特に観光はしなかった。

西明石駅前のこのホテルはとても便利だった。夕食もタコ料理がたくさんあった。刺し身もあるし

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天ぷらもあるし

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ぶつ切りもある。

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鱧の天ぷらも美味しかったし

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穴子の棒寿司も美味しかった。

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釜飯もよい。

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当然日本酒もある。

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そんなわけであからさまに食べて飲んでた。