雑誌

マネーボールとその後

二日続けて野球ネタ。マネーボールという作品が映画化されたようだ。 非常に大雑把に言ってしまえば、出塁率を重視して掘り出し物の選手を獲得して金持ち球団に立ち向かうという話である。でもこの原作は2003年に出ており、現状は既にけっこう変わってきてい…

発展途上国に投資する際に重要となるデータとその使い方

google UKがやっているThink Quarterlyに発展途上国に絡んだデータが取り上げられていた。 http://thinkquarterly.co.uk/01-data/data-for-change/ 背景として、発展途上国への投資がビジネスにおいて重要になってきており、アンゴラなどのアフリカの国々が…

時間を横軸に固定するのではなく動かせば、データはフットボールゲームのようになる

統計やデータ分析で知られるHans Roslingがインタビューでこんなことを言っている。 “My basic idea is that the world has changed so much, what people need isn’t more data but a new mindset.” 必要なのはより多くのデータではなく新たなマインドセッ…

データと直感の組み合わせ

2009年にVodafone UKのCEOになったGuy Laurenceのインタビューでこんな記述があった。 "I triangulate an objective assessment of the new technologies coming in, a subjective assessment of the public reaction to new propositions, and then I take …

スミソニアンマガジン40周年記念号の電子版がすごい

技術的に可能だとわかっていることでも実際に実現されているのを見ると違った驚きがある、なんてことをこの雑誌を見て感じた。Kevin Kellyが寄稿しているとブログに書いていたので知ったのだが、スミソニアンマガジン40周年記念号の電子版が現在無料でダウン…

イノベーションは新興国でも起きている

先月のThe economistのemerging markets特集記事が刺激的な内容だったので感想を書いておくことにする。 The world turned upside down http://www.economist.com/specialreports/displaystory.cfm?story_id=15879369 emarging worldというのは、新興国、特…

携帯電話は文化を反映するのか、それとも均一化するのか

あるものが幅広い地域で利用されるとき、その使われ方は、お国柄を反映したものになるのだろうか。それともどこでも同じように使われるのだろうか。10年前の5億台から現在46億台まで普及している携帯電話は、これを考える良い例になるかもしれない。というわ…

Womenomics, Lehman Sistersなら良かったのにという話

先週のThe Economistの記事で面白かったをピックアップしよう。1つめ。 Womenomics http://www.economist.com/businessfinance/displaystory.cfm?story_id=15172746 エコ隊でやった記事。表題は、女性が経済に与える影響みたいな意味でGoldman Sacksの人が9…

新年の抱負が達成されない理由

2010年になってから10日くらい経過したが、そろそろ新年の抱負を諦めた頃だろうか?そもそも新年の抱負を全然考えていない自分にはそんなことを偉そうにいう資格はないが、The Economistに興味深い記事があったので紹介しておこう。2つ目。 新年の抱負が達成…

第40回The Economist読む隊

なんとなく一段落したので(といってもまだまだだけど)書こう。気が向いたので先日のエコ隊のレポートを書くことにする。3月に始めて40回目のようだ。毎週やるとけっこうな回数になるんだな。 一つ目の記事:パネットーネ http://www.economist.com/busines…

Face value : Iliad's warriorについて

先月のThe EconomistのFace valueにフランスの通信会社Iliadの創業者が取り上げられていたのだが、記事のタイトル"Iliad's warrior"の意図が正直言ってよくわからなかった。 http://www.economist.com/people/displaystory.cfm?story_id=14402214 ホメロスの…

第24回The Economist読む隊

今回は、エコ隊夏祭りということで(人数的に)拡大版で行ってみた。いつも4〜5人のところ10人+オブザーバー(?)1人の11人で会議室を借りてFace Valueの記事を読み、その後、懇親会を行った。 Face value: Bank to square one | The Economist http://www…

話すウェブ

The Economistの記事3本目。読み書きできない人のためのウェブ。 A web of sound: Talk about that | The Economist http://www.economist.com/sciencetechnology/displaystory.cfm?story_id=13855374 インターネットというのは素晴らしいんだけど、読み書き…

外科手術を照らす

The Economistの記事2本目。外科手術関連で興味深い試みが行われているようなので取り上げてみることにする。腫瘍を照らすことによって、除去を簡単にするそうだ。 Treating cancer: Illuminating surgery | The Economist http://www.economist.com/display…

第23回The Economist読む隊

Face value(Bobby Kotick, Activision Blizzard) http://www.economist.com/people/displaystory.cfm?story_id=14209881 最近やたらとゲーム業界の記事をブックマークしていたのは、ここで取り上げられる人がゲーム業界の人だから。全然馴染みのない分野だけ…

リオティントと中国

The Economistの記事を週に4本読んで紹介すると以前書いたのに、全然できていないのでカウントすることにしよう。なつやすみと定義した7月24日から8月末までに5週あるから、20本か。The Economist読む隊で週2本は読んで紹介してるけど、それ以外で10本。1…

第22回The Economist読む隊

Face value(Philippe Varin, Peugeot-Citroën) http://www.economist.com/businessfinance/displaystory.cfm?story_id=14164917 Face Valueによく自動車関連の話が出てくる気がしたが、それはフィアットのセルジオ・マルキオンネ氏の印象が強いからかもしれ…

第21回The Economist読む隊

Face Value(Julius Meinl V) http://www.economist.com/people/displaystory.cfm?story_id=14120267 今回取り上げられている人は、オーストリア系英国人のJulius Meinl五世。 この人のひーひーじーちゃんがコーヒー豆を売って儲けたらしい。それから銀行も作…

Business this week July 23rd, 2009

先ほど第20回The Economist読む隊をしてきた。TotoのFace Valueを改めて読んだが、非常に面白かった。 どれだけ日本のトイレがハイテクかってことをやたらと詳しく書いてある。wikipediaでいろいろな言語で日本のトイレの紹介がされている。 http://en.wikip…

Face value:TOTO

明日のThe Economist読む隊予習中。毎週ビジネスの欄にFace Valueという1人にクローズアップした記事があって読んでいるのだが、今週の人は、TOTOの社長でなかなか面白い記事だった。 Face value: Flush with ambition | The Economist http://www.economist…

効率的教育法?(エコノミストの記事より)

Economistを読んで、気になったものを取り上げようと思ってたんだけど なかなか書けなかった。今更ながら書いてみることにする。 Effective learning | Making minds | Economist.com http://www.economist.com/world/britain/displaystory.cfm?story_id=926…

The Economist

Economistという雑誌が面白い。定期購読してないけど。 Selected Stuff from The Economist http://cruel.org/economist/ ここで訳と解説をしている山形浩生という人を 最初に知ったのはクルーグマン教授の経済入門だったかな。 すごいくだけた訳し方をする…

「誤解」することの大切さ(ギタリストchar)

家に落ちてた雑誌(たぶんDIMEの増刊号)で面白いインタビューが出てた。 ギタリストchar いまだに「お、俺この音弾いてねえ」というものに出会う瞬間があるんだよ。それが最高の喜び。そうだな。閃きというか”発明する”ような、喜びがあるんだよね。もう本…

情報の集め方活かし方

古い雑誌に興味深い記事があったのでピックアップする。 一つは史上最強のクイズ王、西村顕治氏の書いた記事である。 西村氏についてはここを読めばなんとなくわかる。 http://blog.syu-ta.jp/archive/000211.shtml シミュレーションで気付いて欲しいのは、…

ブラックボックス

2ちゃんねるのひろゆき氏が雑誌に面白いことを書いてたので紹介。 サラダがヘルシーといわれることが多いと思いますが、たいていのサラダはドレッシングやらで味付けしているんですよね。ドレッシングというのは油分や塩分だったりするので、油や塩をつけな…

倒産しても立ち直れる社会を作る

セントラル総合研究所代表取締役の八木宏之氏のインタビューが 非常に面白かったので取り上げようと思う。 (週刊エコノミスト2005年3月15日より) 今の日本は負けた人間が復活できません。そうなるとだんだん競争を避け、談合になってきます。資金繰りに行き…

雇用の流動化と技術流出

東京大学の渡部俊也氏が面白いことを書いていたので、 ちょっと取り上げてみる。(週刊エコノミスト2005年3月15日より) 青色LED訴訟の対象となった404号特許も、薄膜製造方法の高度なノウハウに近い発明だった。もしこのとき特許を出願せず、営業秘密として管…

オークションサイトeBayに代行出品する路面店

オークションというのはいつもやる人には楽かもしれない けど、全然やらない人には非常に面倒なものである。 ロサンゼルスブレントウッドにはそんな手間を省いて くれるイーベイ出品代行サービス店「クイックドロップ」がある。 持ち込まれた商品の価格を査…

上流社会と下流社会

家にあった雑誌を処分する前にざっと読んでいる。 今日読んだのは週刊ダイヤモンド2006年1月28日号 統計とかなんか非常に気合が入っている。 そんな統計見たってあまり意味ないよなとは思うけど。 ありきたりのことや見てもなんとも思わないことばかりだが …

ダイヤモンドループ

定期購読しているので昨日送ってきた。発売日は明日のはず。 休刊という事でこの5月号がほぼ最終号ということになる。 これまでのもので十分満足していたが今回はそれ以上に 気合が入っていたと思う。休刊の原因は単純に売れなかったから だと思うのだが、そ…