先日軽く内容に触れたので、今回はピンポイントでいくつかピックアップ。
http://d.hatena.ne.jp/pho/20080228/1204208157
エモーショナル・デザイン―微笑を誘うモノたちのために | |
ドナルド・A. ノーマン Donald A. Norman 岡本 明 おすすめ平均 もう少し「情動」に深みを持たせて欲しい 情動の不思議さ 文系的領域への架け橋を期待 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「多少使いづらいからって、それがどうだと言うんです。ちょっと気をつければいいじゃないですか。そのポットはとてもかわいくて微笑んでしまうんです。これは朝一番には最も大切なことなんですよ。」
アフォーダンスがすべてじゃないって話。楽しいことが大事。
「ただなんとなくそっちが好きなんだ」
この感覚は大事にしたいな。
「このジューサーは実際にジュースを絞るためのものではありません。会話を始めるためのものなんです。」
「セグウェイHTの細部にまでこだわったので、正確に二オクターブ離れた音が鳴るようにギアボックスの噛み合わせをデザインした。セグウェイHTが動くと、それは、雑音ではなく、音楽を奏でる」
セグウェイすごいよ。そこまで設計されているとは知らなかった。
人は安らぎと安心のために、コミュニケーションをし続ける必要がある。
なるほど。中身よりも行動それ自体が大事。
- iPodのために、ポンと400ドル支払った。パッケージを開いた後は、製品はほとんどどうでもよかった。パッケージはそれくらいすばらしかった。
- ドイツのミネラルウォーター、アポリナリスを買おうと決心したことを思い出す。棚に飾ったら引き立つと思ったからだ。後で分かったが、水も素晴らしかった。しかし、水がそれほど良くなくても買っていただろう。
- 手動で、ほとんど掃除不要、手に馴染み、役目を果たし、引き出しにしまい、いつでも使える。忠実な召使い。台所用品はこうあるべきだ。
- これなしには、人生は考えられないよ。
こういう気分でいられるものに囲まれていると楽しそうだ。
誰にも当てはまる黄金律を一つ言うなら、それは、家の中に、役に立つとは思えないもの、あるいは美しいと感じないものは置かないということだ。
「枯れ木も山の賑わい」とは言うけれど。