サイン会続き

受験にはずば抜けた科目があるほうが有利なのは
当然わかってますが、それが将来必要とされるとか言ってたので
そのあたりが気になって聞きました。
「それはまあ確かに、何でもできるのが理想です。
東大入試では別にそこまで要求されませんけど。
もちろん英語が出来ないと研究なんて当然出来ません。
それでもやはりどちらかといえば苦手なものがあっても
飛びぬけてできるものがあるほうがいいです。
これから給料の格差が10倍とかになってくると
そのお金の一部で英語ができる人を雇えるわけですし
飛びぬけてできるものがあれば多少苦手でもなんとかやっていけます」
メモを取っていたわけではないので正確ではないですが
まあこんな感じの答えを頂きました。
僕のことを東大を目指す受験生だと思ったようです。
苦手なものがあってもやっていけるほど飛びぬけるってのは
やっぱりアインシュタインレベルじゃないと無理かと思います。


なんとなく僕自身が理想主義者だと感じました。
簡単に妥協してしまったらおもしろくないんで
できる限り理想に近づけるよう努力するべきだと思ってますし
ある程度結果が全てという考え方をしています。
でもそんなことばかり本に書いていたらきっと売れないんでしょう
救いのある文章じゃないと共感が得られないから
そのあたりはレベルを落として読者に合わせるはずです。
なぐさめを求めている読者にはなぐさめをということか。


単に僕が高校生じゃなくて大学生だから感じたことかもしれませんが
いまいちオーラを感じませんでした。なんか普通の人って感じでした。
でもこの大人のためのスキマ時間勉強法はいい本です。
院試勉強をやろうという気分になりましたから。