ものが壊れるわけ 壊れ方から世界をとらえる

http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/002670.html
非常に興味深いものの見方である。


いつとなぜとの混同はよくある誤解だ。人が理解しているのは、実はものがいつ壊れるかである。他の現象もすべてそうであるように、破壊も二つの部分、原因と結果から成る。いつの問題は原因を左右することにあり、なぜの方は結果を左右する。

コップを落とせば割れるのは、いつの問題で、床にカーペットを敷くことで壊れる原因をなくすことができる。コップが陶器でできていたから割れたというのが、なぜの問題で、ブリキのカップを使うことで結果を変えることができる。

論理のすり替えを防がない限り、明確に物事を捉えられないだろう。