目の動きを追う

近頃気になる技術とかサービスをくっつけたらなんか面白いことができるんじゃないかと
思ったので、ちょっと書き出してみる。Eye Trackingがかなりすごそうなので。
究極のユーザビリティテスト Eye Tracking
http://labs.cybozu.co.jp/blog/akky/archives/2006/04/post_104.html

動画デモを見てもらうとわかるけれど、変な道具や特別なメガネをかぶったりすることなく、ディスプレイを見ている被験者の目の動きを追うことができるシステムを開発した、と言っている。

この技術は、ユーザビリティ・コンサルティングのビービットでも利用されているらしい。
http://www.bebit.co.jp/column/column033/index.html

実際にアイ・トラッキング調査を行うと、ユーザに閲覧されているものと、閲覧されていないものが明確になるため、インターフェースの設計やデザイン、レイアウトの検証に役立てることができます。例えば、大きく目立つように作成したバナーやサイトのブランドエリアであっても、ユーザにとって不要なものは、まさに「目もくれない」という結果がよく出てきます。

webだけでも十分インパクトはあるけど、さらに応用範囲が広がりそうだと感じたのは、今日この動画を見たから。
ここまで追跡されてしまうのはちょっとどうなんだろうと思った。
http://hackedgadgets.com/2006/07/07/real-time-eye-tracking/http://www.youtube.com/v/nA5c4-GFpUM
これだけ精度良く追跡できるのであれば、山手線でもどこでもいいけど
どっかにカメラを置いていろいろセッティングすれば、どの広告が何人に何秒ずつ見られているか
わかってしまったりするんじゃないだろうか。
Riyaの技術を組み合わせたら、容易に目の位置は特定できそうだし。
顔が認識できるアルバムサービス、Riyaが凄い
http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20060328/1143513855

写真をアップロードすると、勝手に「顔がどこにあるか」を認識してくれます。それが誰かをriyaに教えていくと覚えてくれて、他の写真も「その顔は誰か」を認識してくれます。

で、もうちょっと考えを進めると、何歳くらいの人にその広告が見られているのか
ってことも一気にデータとして抽出できそうな気がした。
AgeGuess
http://www.100shiki.com/archives/2003/08/_ageguesscom.html

というわけでAgeGuessに挑戦だ。このサイトでは次々と現れる写真を見ながら年齢を当てていくことができる。
解答には他の人の回答の平均などがあわせて表示される。他の人に比べて自分がどれぐらい正確に年齢をあてられているかわかってちょっと楽しい。

こういうゲーム性を含めると、コンピュータだけでは大変なことも
知らず知らずのうちにそこそこ精度の良いものになりそうである。
近頃はSDカードムービーとか出てて、
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0509/30/news104.html

記録メディアがSDのみとあって、本体はかなりコンパクトだ。サイズは幅49.9×高さ96.7×奥行き80.4ミリで、バッテリー込みの撮影時重量も約 280グラムと非常に軽い。持ち歩く際には、親指と小指で両脇を挟み、“頭”の部分を残りの3本の指で押さえれば、片手にしっかりと収められる。そのため、携帯電話に近い感覚で持ち運べるのだ(もちろん、厚みはかなり違うが)。

チープ革命が今のペースで進むだけでも、どんどんハードウェアはコンパクトで入手しやすくなりそう。


と、ここまで考えたところで、もっと応用されやすいところに気づいた。
今普通にある監視カメラ。コンビニの監視カメラにRiyaとかeye trackingとか
搭載されたら、万引きするやつがどのくらい商品を見てから実行に移すのかとか、
手に取られる商品は手に取られる前にどれだけ見られているかとか、
世代別に注目を集めやすいパッケージはどういうものかとか、
視線が集まりやすいところはどこかとか、いろいろわかりそう。
でも見られる側として考えるとあんまり気持ちのいいものではないな。
技術的にはきっとこの程度は可能だろうと思うけど。