激しくモチベーション低下中

モチベーション低下中
http://d.hatena.ne.jp/pho/20060826/1156607061

生活全般ではなく日記を書くモチベーションが低下中。

というようなことを以前書いたが、今は逆に生活全般のモチベーションが低下中。
原因はきっと職種に関係していると思う。


会社では相変わらずほとんどストレスを感じていない。
別に残業をたくさんするわけじゃないし、人間関係も問題ないと
一応自分では思ってる。他の会社はどうかわかんないけど
少なくとも自分の会社は偉くなればなるほど忙しくなるようにできているので
自分よりも無能な人がたくさん給料をもらうなんてことはなく、健全だ。
ただ、毎日装置の図面をみて原理を理解しているけど、たまには実物も見たいと感じる。
3月に香港でやるらしい会社のイベントに行きたいよーって上司に言って
認められなかったら有休とって行けば多少はこの不満も解消されるだろうし
3年後あたりに研究所がある国で仕事ができるようになれば解消されるはず。
とりあえずこれはまあそこまで大きな問題じゃない。


問題は、近頃いろいろなことがむなしく感じられてしまうこと。
特許関係の仕事をしていることも関係している気がする。
特許が認められるには、主に新規性(他の似たようなものがない)と
進歩性(従来あるものから容易に思いつかない)が必要とされる。
特許にそれが必要とされるのはいいんだけど、無意識に生活にもそういう
要件も持ち込んでしまっている自分がいるような気がする。


高校生くらいまでテレビで野球をけっこう見てたけど、大学入ったあたりから
毎年毎年同じことの繰り返しで、勝った負けたとかくだらなく感じてきた。
飲み会とかでもそんな中身のない話に良く耐えられるよな、と思ったりする。
ビジネスプランちっくな話もなんだかなあ、と思ってしまう。
他人からお金をかすめ取って、手持ちのキャッシュを最大化したところで
その何が楽しいんだろうと思ってしまうのである。巻き込みたいという感覚も不明。
世の中のお金を移動させたって富が生み出されるわけじゃないと感じるのは
ポール・グレアムの影響かも。他人と同じようなことは、やりたくないし
ワンパターンになったらすぐに飽きてしまう。マンネリ化に耐えられない。


冷ややかな目で見ると、わくわくすることって非常に限られてくる。

  • アメリカの特許審査システムをつくりかえるプロジェクト
  • インドやカンボジアで慈善ではなくビジネスとして仕事を生み出すソーシャルアントレプレナー
  • デザインファームIDEOのブレストからものを作り上げるプロセス
  • コスタリカ、ガーナなどでデジタル技術と工作機械を使うファブラボ

個人的にはこのあたりにわくわくするものを感じる。
Makeという雑誌(本?)にも書いてあるけど

我々はテクノロジーを消費するだけの存在ではなく、テクノロジーを創造する人間、「Maker」にもなれる。テクノロジーを自らの必要に適合させ、生活の中に取り入れていくこともできる。

というわけで、ちゃんと手を動かした方が楽しそうだ。


日常的には、そこまでいかなくてもひと味違ったことがしたい。
常に意外性を求めてしまう。別に実用的じゃなくても良い。
真面目に馬鹿をやるのってかなり楽しそう。
きっちりプロジェクト管理して、壮大なんだけどばかばかしいやつ。
そんなことが言えるのは、自分が今そんなに忙しくないからか。