合宿 翻訳編

合宿中ずっとグリモンをしてたわけではない。
77のTipsみたいなのを翻訳してる人がいて、
全然進まない雰囲気だったのでサポートしてみた。
合宿成果第二弾。
まあ単に面白そうな文章だったのと、
プログラミングからちょっと離れたかったのが理由。
eigotai 翻訳公開所 - 早く、深く・・・より良く学ぶ77のコツ
http://d.hatena.ne.jp/eigotai/20070204/1170551015
35から63までの下訳を担当した。というかgoogle docs
同時進行で日本語になってないやつにガリガリ日本語を当てはめてた。
親切な小人さんが勝手に進めてくれてる、みたいな雰囲気。
個人的に訳してて面白かったのは、41番。

仕事の後で出席する授業があるときは、事前に同僚に知らせて、遅くまで仕事ができないことを確認しておきましょう。早く帰らなきゃいけないと伝えているのにも関わらず上司が仕事を振ってくると思ったら、うまく駆け引きしましょう。もし必要で、そして可能であれば、遅い時間帯にレクチャーを調整しても良いでしょう。

「うまく駆け引きしましょう」とあるから、その後に駆け引きのコツでも書いてあるのかと期待した。
でも「レクチャーを調整しても良いでしょう」って、弱気すぎだろ、全然駆け引きしてないぞ。
あとマルチタスクの48番も気になった。

例えば成功したフリーランスライターは、同時にいくつかの仕事をやりくりする術を身につけています。1つ目のエッセイに関する調査をしたら、頭の裏でその作業を引き継ぎます。そして2 番目のエッセイに取りかかりましょう。2番目のエッセイにまつわる調査をしている間に、1つ目のエッセイは、「それ自身が書く」状態になるでしょう。自分の中に(文章が)「現れた」ときに、それを記録する準備をしておきましょう。

バックグラウンドで作業を進めるスキルを身につけたらすごいだろうな。
「それ自身が書く(write itself)」まで持っていく仕組み作りというのは
十分に考慮する価値がありそうだ。「現れた(appears)」というのは
俗にいう「お告げ」というやつかな。ひらめきを書き留めるのも大切。
あと69番もけっこう重い。

69. 体験してみよう 言うまでもないこととは思いますが、時間をかけましょうということです。エキスパートというのはあることに10,000時間を費やした人という定義もあるくらいです。10,000時間がどれくらいかの長さかというと、毎週40時間を、5年間続ければ、だいたいそれぐらいの時間になります。あなたは、既に何かのエキスパートですか? そうでないなら、エキスパートになろうという熱意を持っていますか?

一日3時間で年間1000時間って話は聞いたことあるけど、ゼロが一つ多い。
週40時間で5年間か。なんかリアリティがあって非常に重い感じがした。
自分が何のエキスパートになるのかということは、常に意識したい。
会社で手を抜いているわけじゃないけど、まだまだ余力はあると思った。


けっこうナチュラルな日本語になってるんで全体的に読みやすい。
見慣れない固有名詞とか全部調べて、説明しながら訳していたので
カルチャーのギャップに対しても、かなり橋渡しできてると思う。
下訳後に横で見ていて、面白いけどヘビーな作業だなーと思った。
まあこっちはこっちで合宿成果第三弾のベイズ推定のブログを
せっせと書いてたからそんなに楽だったわけじゃないけど。