あんまり意識したことないけど、自分のいた環境には
雑学の知識が無駄に豊富な人が多かったと最近感じる。
そういえば高専から編入してきた人も言ってた。
専門科目の理論とか実験とかは大したことないけど
雑学と英語がみんなおかしい
みたいなこと。高専でトップの奴だし、編入試験受かるんだから
相手になるわけない。実験も相当鍛えられてるから同様。
でも「雑学おかしいだろ、なんでそんなこと知ってるんだよ」
と思ったそうだ。あんまり感じなかったけど、そうかもな。
例えば、電子工学専攻でセンター試験地理受験で
日本史を中学以来やってない自分が、
「石清水八幡宮」という言葉に関連して出てくることは、
- 「いししみず」ではなく「いわしみず」
- 京都の南の方にある。ケーブルカーで上がる
- 八幡宮なので、大分の宇佐神宮から勧請された
- 源義家がここにちなんで八幡太郎と名乗った
- 鶴岡八幡宮はここから勧請された
- エジソンの白熱電球のフィラメントは、ここの竹
- 足利義教が将軍になる「くじ」はここで引かれた
こんな感じかな。調べなくても出てくる。
あまりノーマルではないらしい。
情報源ってなんだろうかと考えてみた。
学研漫画を覚えるくらい読んでたんで、歴史の流れはそのへんか。
漫画の伝記もかなり覚えるくらい読んでたな。
エジソンはそれで出てきたので記憶に残ってる。
エジソンの伝記は大学入ってから日経ビジネス人文庫で読んだし。
京都に住んでたし、一回行ったから、ケーブルカーは知ってる。
高校2年頃から井沢元彦氏の逆説の日本史を読み始めた。
八幡宮関連の知識は、たぶんこの辺だろうと思う。
逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 | |
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賛否両論あるかもしれないけど、一つの意見として非常に興味深い。
「怨霊」関連は特にしっくりきた。現代の人の目で見たら
非科学的なことかもしれないけど、当時の人がその存在を
信じていたのなら、それが歴史に与える影響は少なからずあったはず、
というようなこと。なんでも自分に当てはめて解釈するなってこと。
このシリーズで宇佐神宮や出雲大社についてけっこう知識を深められた気がする。
大学に京都を選んだ理由の一つにこの本の影響があったりする。
平安京遷都のときの風水に対する考え方とか、その名残が今も残ってるとか
そういうので街自体にけっこう魅力を感じてたんで。
足利義教のくじについては、学研漫画でかすかに記憶があった。
でもちゃんと記憶に定着したのは、この本の影響だろう。
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京極堂が師と仰ぐ明石の先生って、この明石散人氏のような気がする。
大学三年の頃にこの人の本にはまって、文庫はコンプリートした。
圧倒的な知識の深さと広さと連鎖がすごい。面白い。
この人が足利義教大好きで、しょっちゅう出てきて覚えた。
そんなとこかな。高校3年頃に読んでた綾辻行人氏の「殺人方程式」シリーズで
明日香井響だか叶だか忘れたけど、どっちかが言ってたセリフが記憶に残ってる。
サンスクリット関連の神話とか紅茶の銘柄とかやたら詳しくて、
「一時期凝ってたから」と一言さらっと答えてるのがかっこよかった。
現実にはなかなか難しいだろうな。