本に旅をさせる

現状

本代として一ヶ月に1〜1.5万円くらい使っている。
そんな生活が4年くらい続いている。そのため書籍流の恐れあり。
http://hiki.cre.jp/write/?BibliographicFlow
書斎流、ブックドラフト、まあ名前はどうでもいいか。
とにかく本を置く場所に困るので、処分とか考える。
でも本に対する愛着がそれを妨げる。
かなり吟味して買ってるから、本を見れば大体いつ頃
どこの本屋のどのへんの棚で買ったかわかってしまうから。
今やってる対策としては3つ。

  • 会社ソリューション

会社の机が無駄に大きく、キャビネットも空っぽなので
大学の教科書や知財関係の本など、仕事にちょっと
関連しそうな本を少しずつ持っていってる。

  • 貸し出しソリューション

友だちにたくさん貸し出す。半年くらいのスパンで。
自分がいいと思った本の布教活動ができるし、相手に喜ばれるし、
一時的に部屋にスペースができるし、あとでまた読める。

  • 合わなかったのを処分

自分が吟味して選んだ本は、二年に一冊くらいしか
外さないんだけど、親から大量に降ってくる本は
けっこう自分に合わないのが多いのでスルーする。

目標

本棚2つにみっしり詰まってて、平積みブックタワーが2つあって
更に段ボールに4箱くらいあって、漫画が2箱。
そういえば札幌の家にも。いや、それは考えないことにする。
荷物を減らして、シンプルな生活をしたいなーと思ってるんで
これはちょっと多過ぎ。だいぶ減らしたんだけど、本棚に収めたい。
お金を出して買った本とはいえ、読まれずに段ボールはかわいそうだ。

ソリューションを考える

貸し出しソリューションをちょっと延長したら面白いかも。
まあブッククロッシングみたいなものだけど
http://homepage3.nifty.com/hapilaki/bc/
外に置いたら本が傷むから、それは嫌。基本は手渡し。
自分が本を貸し出すときに、

読み終わって面白い本だと思ったら誰か読みそうな友だちに渡してください、

という条件で貸し出していくと、連鎖して面白そう。

連鎖すればするほどリーチできる「知人・友人」は多くなる

http://www.ideaxidea.com/archives/2007/03/post_210.html

あんまり渡しすぎても嫌がられるけど、月一冊くらいなら
これ面白いからあげるって言われても悪い気はしないと思う。

自分が好きな本に蔵書印を押して、ブログのURLを書いたしおりを入れて、最初は 友達にプレゼントする。そのときに、読み終わったらこの本を気に入ってくれそうな人に貸すなりあげるなりするように頼む。

http://takibilib.exblog.jp/4197619

これ近い。でも蔵書印はないなー。そこまで自己主張する気はない。
その本の書評部分のブログのモバイルのURLをQRコードにして
大きなポストイットに印刷して裏表紙の内側に貼っておく感じ。
小学校の図書室みたいにカードにどんどん名前を書くのもよさげ。
10人読んだら返してねとか、まあその辺は適当に。
受け取ったらコメントとGPS情報送ってっていうのは
あまり現実的じゃないけど面白い仕組みにはなりそう。

価値観

旧来の所有の概念を変える必要があるのかも
http://b.hatena.ne.jp/entry/2778273
本は持ってるから価値があるんじゃなくて、読むから価値がある。

達成とは、何を成し遂げたか、ではありません。成し遂げたことから、何を得たか、なのです
by リン・ヒル

タンス貯金みたいに寝かせておくんじゃなくて、旅をさせる。
本に旅をさせて、多くの人をhappyにして、帰ってきたり
帰ってこなかったり。また読みたくなったら買えばいい。

本を作る側の自分としては、すでに何度も書いているように、本や雑誌はどんどん立ち読みしてほしいと思う。図書館や古本屋はもちろん、ブックオフだってまったくオーケー。その代わり、面白い本を見つけたら、そのことを人に話したりネットに書いたりしてほしい。あと買う前の本は、なるべくていねいに扱ってください。

http://d.hatena.ne.jp/manpukuya/20061101/tachiyomi

本を譲り合うのは、短期的に見れば売り上げに結びつかないけど、
読書の視野が広がるし、本に関心を持つ人が増えて良いかと思う。
ブックオフに二束三文で泣く泣く売るより、喜んでくれそうな人に
快くあげるようなスタイルでいきたい。お金はそんなに重要じゃないから。