考えてること

ブックマークが最近ますますカオス状態だから、
何考えてるんだか、さっぱりわかんないだろうな。
自分でもよくわかんないけど、なんとなく軸っぽいのはある。
それをざっくり説明できたらよいかと思う。


この間会社で読んだ日経ビジネスに、上海で起業した人の話がでてた。
ずっとアメリカに住んでて、シリコンバレーで起業しようと思ったのに
ベンチャーキャピタルの人に
シリコンバレーで起業するなら、お金は出せない」
と言われたらしい。昔は車で30分以内のところにしかお金を
出してなかったのに、ずいぶん変わってきたらしい。
最先端のテクノロジーは、韓国、中国、台湾にあるとか。
分野によって違うけど、製造業とかはそうだろうな。
セコイアキャピタルだって、インドや中国のチームを
つくって、どんどん資金をそっちに移しているとのこと。
人件費が安いってのもあるけど、コモディティだけじゃなくて
クリエイティブなところも移行しつつあるような気がする。


前は、発展途上国って、少しずつ先進国が歩んだ道を
たどるんだと思ってたけど、そんなことはないと気づいた。
携帯電話の普及は非常に顕著な例だと思う。
先進国がやってきたみたいに、有線の電話のインフラを
少しずつ構築していって、それから無線ってのじゃなくて
いきなり基地局つくって、無線でやるわけなんだな。
その辺はショートカットできるってことか。
WiMAXか802.20かわかんないけど、ネット環境だって
強力な無線のがでてくれば、ショートカットできる。
インフラが何もなければ、利権もなくて、何も壊さなくても
最先端のものを導入できるから、中途半端に進んでるより便利。
電力だって、太陽電池がある程度発達していって、
非電化 http://www.hidenka.net/ のものメインで
先進国みたいに馬鹿みたいに大量消費しなければ
けっこううまくやっていけるのかもしれない。
極めつけは道路か。どこまで現実的な話か知らないけど
今から新たに道路のインフラ作るよりも、ウルトラライトプレーンの
方が効率いいんじゃないかって話をどっかで読んだ。
空飛んじゃうのか、とかなり衝撃的だったが、悪くない発想。
日本の競争力がさらに急激に低下しそうな気がした。わかんないけど。
一応今のところ国籍捨てる気ないから、ちょっと困る。


経済が発展する場所というのが、どんどん拡大していくんだろう。
世界はフラットになりつつあるんだから。シリコンバレーに行けばいいって
ものじゃないし、どっかに留学すればいいってものでもない。
どっか有名な会社に入ればいいってものでもなさそうだ。変化が
どんどん加速して、どんどんわけがわからなくなってきているから
アンテナ張って、知識を構造化して、自分の嗅覚を信じるしかなさそう。
でも、そういう急速に経済が発展するところに自分が居たいのか、
そこから考えた方がいいのかもしれない。単にバブリーで、
個性のない金融街みたいなビルが建ち並ぶだけで、つまらないかもしれない。
活気だって種類があるし、自分にフィットするかってことも重要。
それだけネットが発達すれば、別にその場に居なくてもできる仕事が
増えるかもしれないし、単にそこに投資するだけで恩恵が受けられるかも。
quality of lifeということの方が大切な気がしている。


僕には、忘れられない景色がある。(自分のサイトじゃないけどリンクしとく)
http://www.h4.dion.ne.jp/~masataro/gallery05.htm
ギリシャ・クレタ島の強い日差しと活気。
http://www.geocities.jp/sjwatabe/annecy.html
フランス・アヌシーのおとぎ話から出てきたような街並
例えばこういうところで、年単位で暮らしながら、単純労働じゃなくて
知的労働をできるようになりたいなーと思ったりする。
東京には東京の良さがある。それは一年住んでわかってきた。
でもあと数年で、きっと飽きちゃうんだろうと思う。
飽きたのに住み続けるのはつらいので、
飽きる前にちゃんと仕込みをしておかないと。
そのための手段として、自分を高めておかないと。
別に今使うお金が欲しいんじゃない。自由度を上げるため
自分自身の柔軟性を高めるために、他の人にはできない
仕事ができるようになって、他人と違う価値観で
新しい展開を切り開いていける人間になりたいだけである。
交渉に必要なのは、交渉スキルと情報と自分の実力。
ユニークであることは、きっと強みになる。


前提としては、こんな感じ。
今関心を持ってるのは、前にも書いたサステナビリティ。
関連本を何冊か読んで、価値観が面白いとか思ってる。
でも、日本で言う社会起業家とか全然興味なし。
国内で環境とか福祉とか教育とか言ってるのをみると
個人的にそのへんってどうでもいいなあと思う。
国内にギラギラしたハングリー精神みたいなのはないから。
一日1ドルで暮らすところに最先端のテクノロジーを導入して
人のエネルギーをうまくコントロールしたら、何かが壊せると思う。
世の中の形が変わるところ、そこが面白いはず。


blogTVでJoi Itoさんが、ブラジルの文化庁だかの人に
インタビューしてた。クリエイティブコモンズの話もあった。
http://www.youtube.com/watch?v=ix4kjYnVtcM
ブラジルでは、インターネットでダウンロードより
アップロードの方が多いんだとか。そういえば1年くらい前に
百式の田口さんも、ダウンロードとアップロードが同じになるとか
言ってたような気がする。様々な場所からどんどん発信し始めると
インターネットの本領が発揮されるのかもしれない。
どうなるかわかんないけど、変化するのが楽しいという
感覚を持ち続けるのが、今後サバイブしていく上で重要だろうな。