自転車から学ぶこと

暖かくなってから、また自転車に乗り始めた。
三日続けて10〜15キロ乗っているような気がする。
4年前にこの本を買ってクロスバイクを買ったのが、乗り始めたきっかけ。

自転車ツーキニスト
自転車ツーキニスト疋田 智

おすすめ平均
stars名作
starsいつものように読みやすい
stars更衣室と着替えは必須ですね。
stars私もはじめました。
stars自転車のエッセイ

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もちろん車道を走るわけだけど、どうしても最初は競争してしまう。
原付とかバイクとかクルマとかバスとか。
がんばっちゃって時々勝ってしまったりするけど、
やっぱりエンジンついてる奴らは強い。


追い抜かれたって、次の信号で普通に追いついたりする。
そもそも目的地に着くのがちょっと早いかどうかなんて
大したことではない。ある程度スピードは出すけど、
無理のない程度で、まあのんびり行こうよって思う。


直線で空いてたらクルマが速いから、追いつけるわけないし
渋滞していたら、こっちの方が速いわけで
クルマはクルマ、自分は自分。当たり前だけど、それが重要。
同じ道路を走ってたって、目的地は違うんだし、
どっちが速いかとかそういうことはどうでもいい。
単純なことだけど、目先のことだけ考えてるとそれがわからなくなる。
自分のペースでと思うと気持ちに余裕が出てくる。


なんか頭悪い文章だな。要するに言いたかったのは、マイペースってこと。

偉くないよ。糸売って金儲けただけだよ。別に空を飛べる訳でも、脱皮出来る訳でもないぞ。ただ金は持ってるらしいから、謝礼は余計に貰うがいい。明日の午後に使者が行くから出掛けないでいてくれ
(『魍魎の匣』文庫版457頁)

空飛べるわけでも、脱皮できるわけでもないから偉くないという
この考え方がすごく好き。偉いとか偉くないとかその程度。
会社でこんなこと言えないけど、態度に出てるのかも。
そう考えるとちょっと怖い。