フルート聴いてきた

笛吹きの人が京都からやってくるということなので
アイリッシュフルートの演奏を聴きに行ってきた。
猫モーダル - 1月以降予定
http://www.tutune.ivory.ne.jp/blog/2008/01/post-20.html
間近で素晴らしい演奏が聴けたので、非常に満足。
手さばきとか、臨場感とか、この独特の雰囲気は、生演奏ならではだろう。
3人の演奏が絶妙なタイミングで重なり合うというのは、聴いてて気持ちがよい。


普通に心地良いんだけど、いつものくせでいろいろ考えてしまった。
いろいろ思い出して、うっすら涙を浮かべてしまった。
そういえば自分は中学3年までピアノを習ってたんだな。
楽譜見て弾く練習しかしたことないから、コードとか全然わかんない。
形が決まったことなら、がんばって練習してできたけど、
自分で即興でアレンジしたりってのは全然できなかった。
同じ音楽だけど、自分の得意な分野を持って、誰かと一緒に合わせて
自由にやっていて、すごいうらやましいし、かっこいいって思った。


それから人前で演奏するというのも、今の自分には欠けてる気がした。
近頃自分は全然リスクを取ってない気がする。未然に防ごうばっかり。
別に人前で失敗したって、取って食われるわけじゃないんだし、
まあかっこ悪いかもしれないけど、やらないよりずっとかっこいい。
安穏としたぬるま湯の観客席に自分はいつまでいるんだろう。
このままだと、精神的にぬるいまんまだ。恥をかく、自分を晒す。
性格的に合わないのに無理矢理やったら、病気になりそうだな。
でも即興で何かをやる機会は多い方が良い。時間を区切ると良さそうだ。


というようなことを考えたりしたわけだが、店も音楽も非常に良かった。
Imported Beer Cafe TAPESTRY
http://www.tapestry-web.com/
レーベンブロイと迷ったけど、ヒューガルデンホワイト美味しかった。
アイリッシュフルートのスタイルも、パイピング7ベルファスト3とか
なかなかマニアックな話が聞けて、非常に面白かった。
アイリッシュフルート インフォメディア リージョナルスタイルを考える
http://www.irishflute.info/2007/03/23/post_24.html
自分が知らないだけで、非常に奥が深い世界のようだ。
やっぱり音楽って楽しいと思う。ピアノ弾こうかな。