D&AD賞 2007展:広告とデザイン その卓越したクリエイティブ

カレッタ汐留(電通関係?)にあるアド・ミュージアムに行ってきた。
http://www.ukjapan2008.jp/events/20080304_100137j.html
前から気になっていたのだが最終日になってしまって、今日行った。
非常に有意義だった。広告というものを改めて考えさせられる。
いくつか印象に残ったのをピックアップしようと思う。

McDonald's Sundial Billboard

http://www.graphicdesignbar.com/2006/07/mcdonalds-sundial-billboard.html
マクドナルドの日時計。モーニングメニューとMのマーク。
実際に日時計として機能してるからすごいと思った。

Solar Billboard

http://www.livescience.com/environment/071204-solar-billboard.html
ビルボードって宣伝なのはわかるけど、邪魔だよね。
じゃあ発電でもしようか。という流れかな。太陽電池を乗っけてる。
商業主義が対立しないで少しずつ融和していくのかなと思った。
誰もがハッピーになれる形を考えて行くのが面白いと思う。

Builders of tomorrow

http://adsoftheworld.com/media/print/lego_lunch_atop_a_skyscraper
レゴの広告。摩天楼でランチだかなんだかの写真を加工したようだ。
ネーミングと写真のどっちもなかなかいいと思った。
当たり前だけど、広告ってのはよく練られているな。

War Orphans campaign

http://www.adrants.com/2007/05/what-a-way-to-deliver-a-message.php
戦争による孤児がたくさんいるってことを伝えるために、
写真の親の部分に銃弾を浴びせ、子供の部分をそのまま残している。
シンプルだけど、インパクトがあった。伝えるためにいろいろ考えるんだな。

“It happens not here. But now.”

http://www.moillusions.com/2006/05/amnesty-internaional-it-happens-not.html
スイスの広告。ここではないけど、今起きていること。
人権侵害とかそっち系統かな。かなりインパクトあった。
やっぱりリアリティがあるかないかっていうのが重要で、
こうやって日常とつなげることで嫌でもリアリティを持つから
多くの人の心に届く広告になるんじゃないのかと思った。
想像しやすいように、相手の日常に置き換えることは効果的かも。

quietrevolution

http://www.quietrevolution.co.uk/
かなり斬新な風力発電。風がどっちから来ても大丈夫なんて
全然考えたことがなかった。こういうのを思いつくのがすごい。
やっぱり知識は武器になるんだと思った。

Concrete Canvas Shelter

http://www.concretecanvas.co.uk/index.html
これが一番衝撃的だったかも。コンクリートのシェルター。
セメントをしみ込ませたやつなんだけど、水と空気を入れて
24時間乾かしたら、頑丈なシェルターができるというもの。
衛生的で、強固で、長期間使える。水と空気だけだからどこでも作れる。
やっぱり技術ってのは、こういうプロダクトに使わないとなあって思った。


伝えるものが必要なのは、言うまでもないことだけど、
大勢の人の心に響かせる広告の力というのは、偉大だと思った。
いろいろ知るのも大事だけど、自分は何か作らないと、とも思う。
このイベントは、UK-JAPAN2008公認イベントで知った。
http://www.ukjapan2008.jp/events/04.html
ちなみに過去に参加したUK-JAPAN2008公認イベントは、この2つ。
本城直季「small planet」
http://d.hatena.ne.jp/pho/20080220/1203518196
映画「earth(アース)」を見てきた
http://d.hatena.ne.jp/pho/20080305/p1
他にも面白そうなのがあったら行こうかと思う。