フィジカルコンピューティングが気になる

自分のブックマークを振り返ってみたところ、あれは3月24日だったようだ。
どこからたどり着いたのか忘れたけど、このページを見た。

エンジニアはドラえもん。四次元ポケットからどんなコードでも出せるよ。

この一言で、何かガツンとやられた。それから見たのがこっち。

実世界中の様々なセンサを利用したプログラミングは実は現実にいくらでも利用されています。たとえば「7時になったらベルが鳴るように目覚まし時計をセットする」という行動は、センサとアクチュエータを内蔵する目覚まし時計という装置のプログラミングですし、「建物に近付くとドアが開く」という自動的ドアは、人感センサとドア開閉機構を結びつけるハードワイヤドなプログラムで動いていると考えることもできます。全世界プログラミングができるようになれば、このような処理を含むあらゆる処理を自動化できるようになるでしょう。

WIRED.jp

よくわからないけど体にしびれを感じて、その日にこの本を買った。

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とどめは、この映像。コーネリアス好きははまるかも。

世界はもっとネットにつながった方が楽しい。それは確かに思う。
でも、それは世界の人々がもっとディスプレイに釘付けになった方がいい
という意味じゃない。全然違う。ケータイもPCもほどほどがいいと思う。
世の中にはいろいろな形のいろいろな物がたくさんあるんだから、
ディスプレイの中ばっかりじゃなくて、身の回りももっと見ようよ。
オープンソースハードウェア、フィジカルコンピューティング
非常にウェブの恩恵を享受してるけど、それだけでは物足りないのだ、自分は。
だからイベントに行ったり、旅に出たり、Make的なことを心がけている。
今の仕事を選んだ理由の根底にあるのは、この辺りなのかもしれない。
ソフトウェアだけじゃなくて、ハードウェアもちゃんと考えようよって話。


チープ革命でハードウェアがどんどん安くなる、だから何?願ったりかなったり。
ビジネスなんかどうでもいいよ。大切なのは自分の身の回りのこと。
Firefoxのアドオン入れるみたいな感覚で、自分の身の回りにセンサーを入れて
もっと自動化したら楽しくないかな。カスタマイズは自分でやるから微調整できる。
諦めている不便利を一つ一つ解消していくのがエンジニアってやつじゃないのか?
なんで電気電子工学科を選んだのか思い出した。マジカルコブラトップだ。

http://homepage2.nifty.com/bubbcasse-museum/panasonic/rxdt75.htm
手をかざすと音楽が鳴り出すCDラジカセ。小学生の時にかっこいいと思った。
電気回路の理論の実験を大学でやったし、大学院では測定装置で遊んでた。
仕事内容はアイデアの宝庫だし、2年間書類ばかりで手を動かしたい気分。
そして、ネットで世界中の先人に知恵が得られて、自慢する場所もある。
手持ちの道具を最大限に活用する条件がどう見ても整ってる。
じゃあやるしかないですね。

  • 進捗状況

gainer半田付け終了、processingをかじりはじめる、
gainerのアナログ出力、デジタル出力のテスト完了
アナログ入力、デジタル入力がいまいちうまくいってない。
問題がソフトかハードかわかんないのもなかなか楽しい。
何作るかってアイデアは今4つくらいある。地味なのでふせておこう。
宇宙エレベーターを何であと2回くらい見たいかと言えば、
あの映像もアイデアの宝庫だから。これから作る未来へのアイデア。
アートとテクノロジー、遊びと実用性、そのへんのバランスを考えて
いろいろ作りながら試行錯誤するのが、自分のライフワークかと思ってる。