SERKAN College説明会に行ってきた

このブログで何度か取り上げているアニリール・セルカン氏
http://d.hatena.ne.jp/pho/20071231/1199112610
がセルカン・カレッジなるものを始めるらしい。
http://www.serkancollege.jp/
隔月で全6回。定員80名。受講料6万円。形式は未定。

「視点を変える」という行為が大きな発展をもたらす可能性があり、「視点を変える」スペシャリスト達が集まってお互いに自分たちの世界をもう一度見直してみたら、もしかすると「全く違う何か」を発見できるかもしれない。トルコ人初の宇宙飛行士候補であるアニリール・セルカンはそんな事を期待して、このカレッジを設立した。
このカレッジでは「新たな視点」と「シナジー」をキーにアニリール・セルカンをファシリテーターに迎え、未来への重要なターニング・ポイントとなる「知性、環境、エネルギー、宇宙、未来」を考える。

キャッチーなバズワードをルー語と絡めて使ってる気がしないでもないが
この人の話は非常に面白いので、一度聞いてみたらいいんじゃないかと思う。


いろいろと興味深い話があったが、最も印象に残ったのは未来についての話。
話によく未来のことが出てくるが、具体的にいつ頃を想定しているのかという
質問に対して、2050年頃とのこと。現在36歳のセルカン氏が孫と一緒に見られるから。
自分が見ることのできないずっと遠く先の未来を考えても楽しくないので、
自分が見られる程度の近い未来を創造していくのかもしれない。
先のことはわからないけど、このくらい具体的にするのが重要そうだ。


世の中には、全然手も足も出なくて達成されていないこともあるんだろうけど、
ある程度パーツとしてはできているのに、組み合わせがうまく行ってないとか
利害関係が衝突するとか、そんな感じの別の要因で解決されていないことが
けっこうあるように思う。そういう問題を解決する際に、自分がどの部分で
関わっていくと楽しいかとか考えると楽しそうな気がした。


串本大使のセルカン氏は、

インフラフリー建築のコンセプトに基づいて、過疎化の進む串本町を無人島「通夜島」を利用し、どのように新しいライフスタイルや町作り、産業を作り出せるかを考えてもらう予定です。

http://blog.anilir.net/?eid=865317

ということも考えているらしく、夏に串本町へ行くツアーも検討中とのこと。
なかなかユニークな名前のこの無人島をシマダスで調べてみると、

島名は、忍熊王子の乱の時に神功皇后応神天皇を連れてこの島に難を逃れ、付近の住民が一晩中通夜したという伝説に由来するという。このため島には、船から降りた所に「降り津」、船を仮泊した浦に「館浦」、船を隠した浦に「船かくし」、神をまつった地に「常の森」という地名が残る。

わかったようなわかんないような。まあインフラフリーを試してみるにはよさげだ。
そんなわけで、興味を持った人は申し込んでみればいいかと思う。