第21回The Economist読む隊

Face Value(Julius Meinl V)

http://www.economist.com/people/displaystory.cfm?story_id=14120267
今回取り上げられている人は、オーストリア系英国人のJulius Meinl五世。

この人のひーひーじーちゃんがコーヒー豆を売って儲けたらしい。それから銀行も作っちゃって、不動産もいろいろ持ってたみたい。この人は、投資銀行に勤めた後にその銀行を引き継いだり、不動産関係をまとめてMELとかいう会社を作ったとのこと。で、この不動産の会社が、(株と称する証明書の形態の)株を公開した辺りが今回のメイン。
サブプライムの余波で不動産業界が大打撃を受けて、この不動産会社の価値も急降下したわけだけど、これに対して投資家の承諾もなくMELが株の買い戻しをしたのが違法じゃないかってことで、この五代目が逮捕されちゃった。この株の買い戻しが、取引に関わる自分のとこの銀行を儲けさせようとしてやったんじゃないの?って疑われたりしてる。あと、株じゃなくて株と称する証明書だから、勝手に買い戻ししてもいいんじゃないのって意見があったりしていろいろややこしいんだけど、保釈金1億ユーロってすごいなあって話。で、感想として、

  • リヒテンシュタインとか、ジャージー@UKとか、アンティル@カリブ海オランダ領とか、タックスヘイブン絡みか知らないけどいろいろテクニカルなことやってるんだなあ。
  • plungeとかsagとかnosediveとか、急落にもいろいろあるんだなとわかった。
  • shares(in the form of certificates enshrining a claim on a share)ってのがよくわかんなかった。株のようで株じゃないのか?The buyback involved certificates not shares, approval was not needed.という表現もある。株じゃなくてcertificateだから、承認不要っぽいけど、なんなんだcertificateって思った。
  • という感じであんまりよく理解できてないけど、面白かった。

Business this week

http://www.economist.com/displaystory.cfm?story_id=14141526


なんかかっこいいぞ。で、このAabarってとこは、UAEにスペースポートを作ろうとしているらしい。一方Virgin Galacticは、2011年にカリフォルニアの砂漠にあるスペースポートからの20万ドルの宇宙旅行サービスを始めるんだとか。景気のいい話だ。

  • 多少読むスピードが上がったような気がするけど、まだ全然だ。で、自分はどうしていきたいのかを考えてみることにする。