Webのコンテンツをkindleで読む

もっと早く書くつもりだったけど、以前使っていたkindle関連のWebサービスが動かなくなってしまって代替手段をいろいろ探していたので、遅くなってしまった。
現段階の結論として、Calibreメインで、補助的にInstapaperがよい感じ。

はじめに

kindleといえば読書端末として知られているのかもしれないが、本と新聞と雑誌とWebのコンテンツ(HTML等)の境界線が、徐々に消えつつある気がする。どれも人間が読むものであり、長さが違うだけなので、一つの枠組みでとらえて再構築した方がいいんじゃないかと感じるのである。この辺については後日改めて書こう。

ブックマークレットで印刷用ページを蓄積してkindle

ということを一時期やっていた。
Bibliorize - manage your Kindle reading list
http://www.bibliorize.com/
でもこのサイトがなぜか急に使えなくなってしまった。そんなわけで、kindleで「後で読む」ことができるツールを探して、Calibreにたどり着いた。

Calibre

MOONGIFT: » iTunesのeBook版?「Calibre」:オープンソースを毎日紹介
http://www.moongift.jp/2009/03/calibre/
電子ブックのiTunesというのは良い喩えだと思う。Web上の雑誌や新聞をkindleで読みやすい形式に変換して同期してくれる。以前書いたようにThe Economistkindleで読むのが主な目的なのでThe Economistを例に挙げると、日本時間で金曜朝にWeb版が更新されて、土曜日夜か日曜朝にはCalibreでダウンロードできるようにスタンバイされている気がする。オーディオ版もそのくらいだったような気がする。
目次も画像も記事全文も表示されるので、非常に満足。

Instapaper

http://www.instapaper.com/
iPhone使いの人は、あとで読むサービスとして使っているかもしれないが、CalibreはこのInstapaperからもデータを引っ張ってくることができる。そんなわけで、Calibreが対応している新聞、雑誌以外のWebサイト(ブログなど)については、Instapaperのブックマークレットで溜め込んでおいて、ダウンロードして同期すればいい。

英語はちょっと、という人には

青空キンドル
http://a2k.aill.org/
先日のアップデートでkindle2がPDFに対応したので、日本語フォントが入ったPDFなら日本語が表示できるようになった。この青空キンドルで変換されたPDFは、縦書きにも対応していて非常に読みやすい。

まとめ

kindleがあれば、洋書が読めて、英語の雑誌も読めて、英語のWebサイトも読めて、日本語の古典も読める。そして家には大量の積ん読状態の日本語の本があるし、読書以外にもやりたいことはたくさんある。なんでわざわざ本屋で日本語の本を買って、部屋の限られたスペースを占有されないといけないんだろう、と感じてしまった。なんとなく面白そうな程度の本は無視して、10年後の自分も楽しめると思われる本だけ手元にあればいい気がしてきた。ページをめくる感覚、紙の質感、そういうことにこだわっていた時期もあったなあ。
Amazon.com: Kindle Wireless Reading Device (6" Display, Global Wireless, Latest Generation): Kindle Store
http://www.amazon.com/dp/B0015T963C/