今年The Economistで覚えた英語表現

勘違いされやすいけど、私が表題の英文雑誌を読む目的は決して英語の勉強ではない。中身が面白いから読んでいるのである。なんとなく面白そうだからと読んでみたら、実際に面白かったので読み続けているのである。書き手の意図を知りたい、この話の背景を知りたい、という感じで奥へ奥へと踏み込んでいくともっと楽しくなるので素晴らしい。
だからと言って読んでも勉強にならないかというと、そんなことはない。単に楽しいからやっていることだけど、ありがたい副産物がいろいろある。いろいろ調べた表現や何回も出てくる表現が、時々頭に入ってきてくれるのもその一つ。
The Economistで今年の振り返りをしていたので、これに基づいて振り返ってみる。
http://www.economist.com/displaystory.cfm?story_id=15133572

ミリタリー

  • detention camp at Guantánamo

グアンタナモ収容所。オバマ大統領がキューバにあるこれを閉鎖するとかいって、いろんな国で調整してたのが印象に残っている。

  • the use of torture during intelligence interrogations
  • オバマ大統領が「もっとできる! 尋問☆マニュアル」をばらしたことについて旧ブッシュ政権がぶちきれてる件
第7回The Economist読む隊感想 - 科学と非科学の迷宮

「Dick Cheney前副大統領は、この拷問術がどれほどアメリカ国民の命を守るのに効果的だったかを示すメモの公開を求めた。」

第7回The Economist読む隊 - phoの日記 - The Economist読む隊

幸いtorture(拷問)なんて用語とは縁のない生活をしているので新鮮だった。

  • withdraw most troops from Iraq

軍隊を引き上げるときにこういう表現を使うんだな。机の抽斗とか、お金を引き出すとかみたいな感じなんだろうな。

  • tyrannies

圧政、暴政、専制政治。世界にはいろいろな政治体制があるんだと改めて感じた一年だった。

選挙

  • disputed

論争となる、みたいな感じ。選挙に負けたらとりあえず「不正があった」「集計をやり直せ」と主張するのがグローバルスタンダードなのかな。

  • corruption and poll-rigging

汚職とか不正操作。これもけっこうよくある感じ。

  • referendum

国民投票

  • abolished term limits for the presidency

南米で流行っているみたい。大統領に任期があるなんてけしからん、終身大統領にしろ、みたいな話。

経済危機

  • stimulus package

経済刺激策。お金をじゃぶじゃぶ投入しようよということ。

  • the bail-out money

救済金をこういう風にいうんだなって思った。

  • “cash-for-clunkers”

ポンコツ車をお金に換えようキャンペーンって表現をどっかで見かけて気に入ったので好んで使っている。でも結局GMではなくトヨタばかり売れているんだけど。

  • recession, downturn, economic crisis

いろいろな表現をするんだなあと思った。

その他

ネズミ講。バーナード・マードフが禁固150年になったのが有名かな。

  • sentenced

判決を下す。この雑誌にはけっこう裁判も取り上げられるので、sentenceという表現がけっこう出てきた。

  • swine flu

緑のマスクをした死神が世界地図を見ている表紙が印象的だった。

  • “We Don’t Wanna Put In”

「プーチンは要らない」:オシャレな歌で欧州コンテストに殴り込み(動画) | WIRED VISION
http://wiredvision.jp/news/200902/2009022520.html
グルジアも初めて見たときなんでジョージア州がロシアとやりあってるんだろうと謎だった。

熊(メドヴェージェフ)にまたがってロシア国内を疾走するプーチンの絵を想像したりすると、更に楽しめる。

感想

単純に自分が国際ニュースに疎かったなんだろうけど、広く浅くいろいろな国のことを知ることができて良かった。ここで終わってしまうとただの教養にすぎないので、自分にとって関心のある分野にリンクさせていけばいいと思う。世の中のいろいろな地域の出来事やいろいろな分野の出来事は、多かれ少なかれ関連しているので、類推したり当てはめたりしてうまく活用していこうと思う。