kindleユーザーはどこにいるんだろうか

ニューヨークに来たら、ぜひ確認したいと思っていたのは、以前中山さんが書いていた光景。誇張気味なのかもしれないけど、そんな光景が見られるなら是非見てみたい。

私は4年半、駐在の身でニューヨークの郊外からマンハッタンに電車通勤する生活をしましたが、Cityに通勤する勤め人は皆が判で押したようにニューヨーク・タイムズを読んでいます。なぜか私も同じようにしていました。あの光景がKindleに変わっているのを想像すると、新しもの好きで見栄っ張りなニューヨークのビジネスマンたちならそうかなと思う反面、いまだに誇張が過ぎるような気がして本当のところはどうなのだろうと思ってしまいます。

ニューヨークの通勤者が電子ブックを皆で開いている光景を想像する - 横浜逍遙亭

まだNYCに2泊しかしてないし、朝8時頃に103rd stationからBとCでダウンタウンに向かって南下したのと、penn station付近をうろうろしただけなので観測範囲が狭すぎるのは重々承知しているけど、まだkindle端末を1台しかみていないのはどういうことだろう。地下鉄ではipod nanoを使っているはたくさんいた。iphoneもけっこう見かける。あとペーパーバックスを読む人が少々。フリーペーパーを読んでいたり新聞を読んでいたりという感じ。パワーポイントの印刷した資料を読んでいる人も何人か見かけた。財政的に苦しくて買う余裕が無いのかなと最初思ったが、ネットブック、ノートPCを持ち歩いている人は少なくない。nookなどの他の端末も全然見ないな。
一部を見て全部がどうのこうのと即断するのは愚かしいことなのでやめておきたいが、とりあえず言えるのは、マンハッタン島の一部では電子書籍端末がまだそれほど普及していないようだ。東京の地下鉄で起きたように大勢の人が携帯電話の画面に一斉に向かうような変化というのは、どこか別のところで起きているのか、この時代にはまだ起きていないのか、そこのところがよく分からない。