ブルネイ・ダルサラーム(2010年12月)

ブルネイといえば、カリマンタン島をマレーシア、インドネシアと分け合う小国で、石油があるので豊か、なんてことを中学校の頃に習ったように思う。習った当時は行くことなんて想像もしなかったが、シンガポールから直行便で2時間くらい、使用通貨は違うけどシンガポールドルと交換レートが1:1で案外身近な国だった。

首都のバンダルスリブガワン(Bandar Seri Begawan)に行ったが、全然人がいなくてスカスカ。車社会。博物館がでかい。

博物館は中も広かった。明らかに人が余っていてみんなだらだらしてた。石油でベーシックインカムみたいなもんか。

モスクがかっこいい。そういえばここはムスリムの国。

朝はマーケットをやっていた。バス停とかいろんなところに国王の写真がある。

この日は西の端っこのセリア(Seria)という石油の町に行った。

車窓から石油精製巨大施設。こういう雰囲気は現場じゃないとわからないので行って良かった。オイル&ガスディスカバリーセンターなる施設があったのでそこにも行ってみた。石油関連のものがいろいろあった。

油田開発の資料がいろいろ。天然ガスもけっこう出るようだ。海上でも陸地でも油田がある模様。1929年に最初の石油が出たとのこと。石油が出る前後で大きく変わったんだろうな。神の恵みとでも思ったんだろうか。

石油採掘装置。頷きロバ(nodding donkey)とも言う。動きを見れば一目瞭然だ。

海上の基地でどんなことをしているかもわかる。

外のタンクの役割も説明されていた。

外を歩けばちらほら頷きロバが見えた。海上にあるのも見えた。

実際に動いているところも見ることができて良かった。

そんなに大きくない機械が動きながらどんどん石油をくみ上げているのが興味深い。しかも大量にあるし、お金ってなんなんだろうなと感じてしまった。出てくるものを売っていれば生活が成り立ってしまう。資源というものを実際に見て初めて感じたことだ。10億バレルくみ上げたーとかいって、こんなわけわからんモニュメントを作っちゃったりして、もうなんなんだろう。

ちなみにこれはブルネイの石油を取り仕切るシェルの社員の家らしい。こんな何もないところに赴任してきたら退屈だろうな。それにしてもでかい平屋の家だ。

ちなみにガソリンのお値段は13.88リットルで5ブルネイドル。0.36ブルネイドル/リットル。1リットル23.4円。リビアの10円/リットルにはかなわないけど、相当安いのではないかと思う。

その後ブルネイ最大のモスクへ。やはりアラビア文字はかっこいい。

翌日、汚い川をボートで渡ってブルネイの飛び地の方で移動。ある程度まで行くと水がきれいになった。

国立公園に入るときに登録して、森の入り口へ。川というのは重要な移動ルートなんだな。

森はけっこう勾配があったけど、整備されていたので歩きやすかった。

着いてみたら危なっかしい人工建造物があった。けっこう高い。何に使うんだろう。

まさか登らないよなと思ったら登ると言われた。これがキャノピーウォークなんだそうだ。

びっくりするくらい見晴らしが良かった。塔は5本くらい建っててつながっている。

思ったほど怖くなかったけど、最後の一つが揺れてめちゃくちゃ怖かった。

天気がよくて良かった。

滝のそばで水に足を浸からせていると、魚が角質を食べるみたいでくすぐったかった。天然のフィッシュスパ。

最後はブルネイエンパイアホテル。高そうだけど1泊1室13000円くらいからあるので、1人6500円と考えれば日本のホテルより安い。

森に行って泥だらけの格好で入るのが申し訳なくなるくらいきれいなホテルだった。モスクもこれもみんな石油の力かと思うと、世界って広いんだなと痛感させられる。とても静かでのどかな国、ブルネイ。世界中にいると言われる中国人が全然いなくて驚いた。あとお酒は販売されていないので、ホテルのレストランのドリンクメニューが不自然なくらい安くて面白かった。今回こうして一通り石油が出るところから、そのお金を贅沢に使うところまでみて、あくせくせずにのんびりした国民性を目の当たりにして、こういう生き方もあるんだなと感じられたのは大きな収穫だと思う。自分の目で見て確かめると、いろいろ見えてくるものがあって楽しい。