第一回アディスアベバ観察会 三日目前半 深圳地鉄と水道インフラプロジェクト

相変わらず早く目覚めるわけで、この日も朝に散歩する。偵察でも斥候でも探検でも名前は何でも良い。道端でヨーグルトを売っていたので期待して食べてみたら何の変哲もない味でがっかりした。そんな感じで少しずつ行動範囲を広げながら、初日からずっと気になっていた鉄道の駅にやってきた。

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中国資本というのは知っていたが、深圳地鉄の表記があって一気に身近なものに感じるようになった。それにアフリカ×ハイテクみたいな実例を見たかったので、これはちゃんと見られてよかった。

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一駅くらい乗ってみようかと思ったが、ぎゅうぎゅう詰めだったので断念した。ちなみに改札口はなくて、それっぽい人が一人いたのでその人から切符を買うのではないかと想像している。

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その後も散歩は続き、アボカドシェークを飲んだり、

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別のところでコーヒーを飲んだりした。

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この日のツアーは、再びiceaddisから始まった。Tripple Bottom Lineという会社がiceaddisに入居していて会社について説明してくれるとのこと。

CEOのクリスがわかりやすく説明してくれた。アメリカ人で以前ケニアかどこかでボランティアをしたことがあって、エチオピアで起業したとのこと。iceaddisにサポートしてもらって、取締役に入ってもらっているそうだ。

現在メインで行っているプロジェクトが井戸から家庭に水を引くというもの。

Flowius

エチオピアの田舎では未だに水道が引かれておらず、井戸から水をくんできているのでその問題に対処するというもの。慈善事業ではなくビジネスとして回していくアプローチが興味深かった。各家庭がどのくらいお金を払えるか調査し、50ドルならどうにかなるとわかるとそれをベースにできる方法を考えている。またフランチャイズ方式にして現地の協力者に対してトレーニングをし、管理を任せるとのこと。スマホのアプリと位置情報を用いてどのように水道をひくかマッピングし、水道を引いたあとは水の使用量が規定の量を超えないかチェックする。

現地ではきっともっと泥臭いとこがたくさんあってすごく面倒なんだろうが、こうして技術を使って人々の生活の利便性を高めているのはそれだけでとても価値があることだなと強く感じた。アディスアベバから130km離れたその現場を見たいが、今回はアディスアベバだけなので行けなかった。

その後ヒルトンホテルを見学した。南国風のプールがあったがとても寒そう。

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ここは国連のイベントなどでよく使われるホテルらしい。それからインターネットが独立した回線を使っているので、エチオピアで非常事態宣言が出てインターネットが全部止められたときに数多くの人がこのホテルに列をなしたとのこと。

それからアフリカ連合本部も見学した(外から)。

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昼食を食べたイタリアンレストランがとても良かった。

JETROが入っているオフィスの一階にtomoca coffeeにも行った。なにげにオンラインショップが充実していて日本語ページもある。

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午後の分は後半に。