2018年3月20日ELECROW, JENESIS, 汕頭

この日は汕頭に泊まるのでチェックアウトし、部屋を確保しているメンバーの方のところで荷物を預かっていただいた。そして西の果てのElecrowに向かった。空港の少し手前なのでわりと延々と地下鉄に乗っていくことになる。工業団地の中の出荷に使われそうなエレベーターで上まで行くとそのオフィスがあった。

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日本からの見学は大歓迎といった感じでとても熱心に会社を案内してくれた。前の日の工場と比べるとこじんまりとしているが、手際よく製品が出来上がっていく。どちらかというと更に小ロットのプロトタイピングといったところだろうか。ワンフロアにまとまっているので、会社内の各部門間の連携が取りやすそうである。在庫がある人にはオンラインで購入したものがその場で手渡されていた。Tシャツをいただき、記念撮影をして次の目的地へ向かった。

いつもお世話になっているジェネシス。この裏ツアー(n回茂ツアー)の参加者の多くはリピーターであり、自分も3度目の訪問であるが、いつも何か新しい面白い話が聞けるので、深圳のエコシステムを活用しながら深圳とともに進化を続ける会社であるなあと感じる。

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まず外に看板ができていた。とても残念なことにせっかくの看板が木に隠れていて、訪問難易度は相変わらずやや高め。今回はまず工員さんたちの食事を体験させていただいた。

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ハードウェアハッカーという本でバニーファンが自分のプロダクト(チャンビー)を量産する工場のラインに入ったり工員の食事を体験する場面が出てくるのだが、それを疑似体験できてその時点で既にワクワクする。さっぱりした味付けで健康のバランスに配慮した感じでしかも美味しい。単に食事ではあるが、会社が従業員にどう接しているかがなんとなく伝わってくるのが面白い。

食事の後でもまだラインが動いていたので、会社説明の前に工場を見学させていただいた。番頭さんのような人が工員さんの働き具合に応じてロードバランシングや割り当て仕事の最適化を行っているという知識を得てから見学するとこれまでよりも少し理解が深まったように思う。あと箱詰めが終わってここからエレベーターで下まで降りて出荷されていくのかとこれまでと少しずつ違った面を見られて良かった。

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そして藤岡さんの会社説明。やはりなんといっても日本から中国の工場に続々とインターンに行っているのが面白い。今年はわりと時間があるので自分もという気分になる。それから謎の部品の特性調査をして代替品を探す話で盛り上がった。このエコシステムに自分はどんな形で関わっていこうかという気分にさせられる。ともかくいつも歓迎していただき感謝しかない。

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その後汕頭組は深圳北駅から高速鉄道で潮汕駅へ。そして車二台に分かれて約1時間移動し、ホテルに向かった。didiを使えたけど、中国語がわからないと勧誘の白タクとdidiドライバーが区別困難だった。ホテルのまわりを少し歩いたが、深圳とは違って全然自転車が転がってないし、ディープなローカル感を出している店が多い。そして、宿も食事も深圳の半額くらいではないかと思う。牛肉鍋美味しかった。

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