2018年3月21日汕頭玩具展示場

軽く散歩して、夜には深圳に戻るのでチェックアウトして、集合場所である玩具の展示場に向かった。今回は現地の玩具商社の方が案内していただけるということで、展示場、工場、オフィスを見学させていただいた。

展示場は一言で言えば玩具バイヤーのためのウォルマートと呼べるかもしれない。

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大量の玩具のサンプルが所狭しと陳列されていて、気になったものをポンポンショッピングカートに入れていく。とりあえず光るものや音がなるものが目立った。それからラジコン、楽器、シャボン玉マシーンみたいなのが目を惹く。センサー入れてVRと組み合わせて使うと面白いだろうなと感じさせるものも多い。見たことないものがたくさんあってとにかく楽しかった。

一通り選んだらそれを会議室に持っていって、玩具それぞれのデータを照会してもらう。

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会議室には玩具の写真を撮るブースも備え付けられていて、玩具サンプルのショールームが最適化された結果こうなったんだろうという印象を受けた。

次は工場見学。プラスチックがメインで深圳で見てきた工場と比べると単価が安くシンプルなものを作っている印象を受けた。

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働いている人の年齢も深圳の工場と比べると一回り上と言って良さそう。わりと嵩張るものが多いかもしれない。
その後汕頭で有名と言われるレストランで昼食。現地の料理というよりもっと北の方ではないかと思うがともかく美味しかった。

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そしてオフィスを案内していただいた。朝日玩具という32歳の中国人の周さんが立ち上げた会社で日本向けに玩具を出荷しているとのこと。他と比べて日本の会社は厳しいので検品作業を念入りに行なっているそうだ。日本の玩具業界経験豊富な日本人が顧問として働いているが社長の周さんも普通に日本語を話していた。

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商社のオフィスと聞いて事務エリアを想像したが、ショールームもあってここだけでも非常に楽しい。パーティーグッズ、ドッキリグッズなどなど、一つ一つ様々な種類のものがあって驚かされる。そして汕頭のこの業界の奥深さの一端を垣間見た気分になった。

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帰りは鉄道の駅まで送っていただいた。次に行くときはもう少し何か具体的な話を持っていきたいなと思いつつ深圳に戻り、ホテルにチェックインし、SEGのイベントに出席。

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それぞれが異なる場所で濃い経験をして再度どこかで集まるというのは良いものだ。自分で経験してみるのが一番だが、情報共有によって見えてくるものも少なくない。