社会人と学生の違い

先日学生と話す機会があった。数ヶ月前まで学生だったけど、
今は身の回りに学生がいないので、けっこう新鮮だった。
日記を読む限りでは社会人になってからも変わってないって
言われた。社会人になってからの方が日記の分量が増えてるけど。


自分でもそんなに変わってないと思ってたけど、大きく変わった
ということに話していて気づかされた。いろいろと考え方が。
現場で働いていたって、常に経営者的な視点は失わずにありたいとか、
目先のことだけじゃなくて、全体を意識して行動したいって
学生の頃は思っていた。非常に強く思っていた。でも今できてない。
怠惰になったとか視野が狭くなったとかそういうことじゃないと思う。
別に時間がないわけでもない。少なくとも自分の場合は。
責任感のあるなしってのも違う。別にいまそんな責任ないし。


M1の秋頃からハーバードビジネスレビューを定期購読していて
毎月隅々まで読んでて、経営者とはかくあるべし、みたいなことが
常に頭にあった。でも近頃そういうのがアホらしくなってしまった。
そんな知識ばっかり入れてたってアクションに移らなきゃしょうがないって。
いわゆる経営関係のお話の優先順位が大きく下がっている。
まあ自分があの雑誌を一年以上読んだから言えるのかもしれないけど。


経営はどうせ会社の偉い人がやってくれるんだし、
自分には現場の仕事があるんだし、現場でも先輩の背中は
遥か遠くにあるからさっさと追いつかなきゃいけない。
そうしたらさっさと先輩に追いつけるような、即効性のある
知識欲の方が優先されて、経営関係は置いておく感じになっている。


前に仕事に対して全然ストレスがないって書いたことがあるけど
正確に言うとちょっと違う。実は2つ不満がある。
ある程度給料をもらえるし、かなり早く帰って来れるし
好きなときに休みが取れるし、都会暮らしだし、人間関係良好だし、
くだらない飲み会とかないし、大学時代にやってたことが活かされてるし
かなり懇切丁寧に指導してもらっているし、仕事内容楽しいし
自分にとってこれ以上条件が良い会社はなさそうだと思う。

  • チームで何かを成し遂げることがない
  • 俺の力がない

という2点が不満だけど。何もかも会社に求めるというのも
なんか違うような気がするので、チームに関しては社外でと考えてる。


そういうわけだが、自分の力不足という大きな不満が残る。
もっと速く成長すれば、もっといろいろできるのに
という気持ちがあって、その切羽詰まったレベルが
はっきり言って学生の頃とは比較にならない。
配属されて三ヶ月経ったのに、ちょっとは成長したかもしれないけど
先輩たちとは歴然とした差があるわけで、それはやっぱり悔しいと思う。
学生にだってそういう気持ちはあるだろうけど、
給料以上のパフォーマンスを出さないと、という気持ちは違うだろう。


だから時間がないわけじゃないんだけど、精神的に成長プレッシャー
みたいなのに追いつめられていて、経営的視点で見ているゆとりがない。