何度も塗り直す

自己採点したら半分すら届いてなかった。一次敗退。終了。
一生懸命頑張って万全の体制で望んでこの結果だったらもう無理だけど、
明らかに勉強不足というかほとんど勉強してないから、改善の余地がある。
改善の余地ばかり。既に教材は手元にあるし、試験の雰囲気はわかった。
勉強始めたばかりで何も知らない去年の今頃と比べたら、いい条件かな。


そもそもなんでやろうと思ったのか、ちょっと思い出してみた。
2005年4月に特許の仕事をすると決めて、とりあえずこの資格が必要かと
思って、予備校の体験講座を受けたけど、忙しくて無理だったからやめた。
2006年度も一旦始めようかと思ったけど、会社1年目なので様子見。
会社では推奨しますというけど、どっちでもいいって雰囲気。
2007年の1月くらいから、土曜の朝にカフェに行き始めた。
それから3月頃に科学未来館でボランティアをしようと検討した。
たぶんちょっとひまになって、何か始めたくなったんだろうな。
でも、その前に自分が何らかの専門性を身につけようと思った。
会社の仕事でも、拒絶理由対応をやり始めたので、特許について知りたくなった。
それで、4月に36万払って、100回近く予備校に行った。
寝てることもあったけど、9割くらいは出席したと思う。
でも全然復習しなかった。まったく復習する気が起きなかった。
自分が一日に集中できる時間は非常に短いし、その上飽きっぽい。


別に始めたことを後悔していない。そもそも期待してたのは

  • 勉強する習慣が身につく
  • 仕事に必要な程度の法律の知識が身につく
  • 3時間くらいの試験に耐える忍耐力が身につく
  • 漢字が書けるようになる(字を書く習慣)

という辺りで、試験自体はおまけだったから。
一人でできなかったけど、この辺が身についたので、
そんなに高い買い物ではなかったと思ってる。
でもまあ正直言って、おまけも欲しい。
特許の仕事を経験していた証として、この資格を持っててもいいかと。
資格というのは、「足の裏についたご飯粒みたいなもの」と誰かが言ってた。
取るとすっきりするけど、取っても食べられない(食べていけない)。
来年はすっきりさせよう。そのためには、時間をかけてやらないと。
短期集中でできるほど器用じゃないって事を思い出した。


それから会社に入った頃に先輩に言われたことを思い出した。
少しやって忘れるのは当たり前。薄く何度も何度も丁寧に塗る。
はがれたらまた塗り直せばいい。そのうち定着するから。