なかなか書けない

二重らせんを発見したジェームス・ワトソンのDNAという本が
非常に面白く、中身も充実していたので紹介しようと思うのだが
これをどうまとめたらいいんだろうか、と思うとなかなか進まない。
その前にソーシャルブックマークについて書こうと思って、
書き始めたが、これもなかなか終わらない。
そういうわけで、ささっと書けそうなとりとめもない話でも書こう。


今寝る前に読んでる本「物理学者たちの20世紀」という本が面白い。
ボーアやアインシュタインの伝記を書いたアブラハム・パイスという
オランダ生まれのユダヤ人物理学者の伝記なのだが、隠れ家で身を潜めて
理論物理に取り組んでいた話など、非常に興味深い。
さすがに700ページを越えると、持ち運ぶのがつらいので家で読んでいる。
外で読んでいるのは、オデュッセイア・上巻。こちらもかなり面白い。
オデュッセウスが仙女のところから筏で出て、陸地に流れ着いた辺りまで読んだ。
時系列じゃなくて、回想シーンとしていろいろ挿入されている構成がいい。
それにしても、アテネがあんなに助けてくれるのに驚いた。
自分の信仰心というやつも、考え直してみようかな。


自転車で会社に行ったり、家でご飯を作ったり、靴箱を組み立てたり
という感じで、以前より体を使うことが増えてきたように思う。
頭と体のバランスが多少は改善されてきたのかな。
まあ生活しているだけで満足するほど老化したわけじゃないので、
いろいろ考えるが、生活するというベースは切り離せないと思った。
例えばipod touchでレシピを表示しながら料理がしたいときに、
手が汚れていても操作できるようなインターフェースが欲しいわけで、
ジェスチャーを読み取るセンサーとか、足で操作できるスイッチとか
考えると面白いのだが、そんなものは机の上では思いつかない。
自分が生活して、自分がそこにニーズを感じるから思いつくわけである。
自分が欲しいと思うものを作りたいし使いたい。単純にそれだけである。
ラジコンをアクションゲームからパズルゲームにできないかなって考えて
がちゃがちゃといろいろ試しているとけっこう楽しい。
結局自分がユーザーになりたいと思えるものがいいんだろうな。
自分がユーザーとなることで、的確なフィードバックが返せるのだから。