最近twitterで般若心経を唱え続けるbotをfollowしたのだが、なかなか面白い。
ひたすらエンドレスで般若心経を唱え続けるTwitter Botを作った - phaのニート日記
http://d.hatena.ne.jp/pha/20090805/1249474291
ノイズというと語弊があるが、よくわからないものが自分の見ているtimelineにうまく混ざるので、流し読みが促進される気がする。twitterをじっくり読むのではなく、ざざっと見ればいいと改めて認識した。
それでこの般若心経だが、もしかしたら「トイレの壁効果」があるんじゃないのかと思った。どうしても覚えられないからトイレの壁(定期的に見る場所)に貼っておくという手段は、わりとポピュラーだと思うのだが、その効果がありそうだと思った。日頃あまり馴染みのないものを、定期的に見る場所に用意しておくと、それなりに接する回数が増えて、それなりに馴染んできて、少しずつ親しみを持てるようになるのかもしれない。
あとbotだから自動的に定期的に配信してくれるのが良い。読みたくなければ読まなければいいんだし、気が向いたときだけゆるくゆるく読めばいいから楽である。それから石川啄木twitterというのもあるようだ。
石川啄木 (takuboku) on Twitter
http://twitter.com/takuboku
普段そういう関係の本を手にとって馴染みのある人は別にいいんだけど、何となく気になるけど本を手にとるほどでもないというくらいやる気のない人にとっては、このくらい細切れにして、このくらい手軽に見られるというのは、けっこう面白いんじゃないかと思う。馴染みがないけど気になるものを、食べやすいサイズに切ってもらって、口の前まで持ってきてもらう。新聞記事もweb版だと短くなって、twitter版があるとすればもっと短くなるけど、そこは更新頻度でカバーして、同レベルの情報量にできそうである。いろいろ微調整が必要かもしれないけど、いろいろなものをbotで配信してfollowすると面白そうな気がした。本がなかなか読めないという人も、一文ずつ配信するtwitterbotを作って、いろいろ発信させているのをfollowしてみると良さそうだ。
それから、現在web上に大量の学習コンテンツの類があるわけだけど、実際問題教材だけあっても多すぎてどうにもならないということがあると思う。これもまた食べやすい大きさに切って、口の前まで持ってくるというステップが必要かもしれない。細切れにしてリンクを毎週決まった日に配信するだけでも面白い気がする。
そんなわけで、単純にコミュニケーションツールとして使うのも良いけど、同時に別の使い方を試してみても面白いかもしれない。決まった曜日の決まった時間に何かをするのは、人間よりも機械が得意なわけで、そういうものは機械にやらせて、うまく活用するのが面白いと思った。