初めてのエミレーツ航空

暑くて歴史の浅い南国から脱出したくなって、それならヨーロッパに行こうと思って航空券を探したらプラハ行きのエミレーツ航空が一番安かった(燃料、税金込みで9万円台)。そんなわけで、シンガポール発、ドバイ経由、プラハ行きのはじまりはじまり。シンガポールの空港に着いてわかったのは、シンガポール発、コロンボ経由、ドバイ経由、プラハ行きだったということ。なにげにスリランカ初上陸。搭乗率は50%くらいだったように思う。3人席で自分の他に誰もいなかったので横になって寝られた。椅子の座り心地もサービスもなかなか良い感じ。各席のタッチパネルではICE(Information, Communication, Entertainment)なるシステムが採用されていた。目的地までの距離など飛行機に関する情報を提供するInformation、外に電話(有料)したり機内の座席間で電話したりするCommunication、映画やテレビ番組、音楽などのEntertainmentの3つにボタン一つで移動できる。各座席に110V60Hzの電源が付いているのも良い。
機内では映画を2本(阪急電車ナルニアのなんとか王子)見て、インドエンタメ番組を見た。インドエンタメ番組は、微妙に笑いのツボがずれててバカバカしくて新鮮だった。ワールドギネスレコードとかいう番組で、ギネスブックに挑戦とか言ってオートリクシャー(3輪バイク)の2輪走行でどこまで行けるかってインド人が頑張ってた。胡散臭い白人のギネス判定人みたいな人も来て最後に賞状を渡してた。テレビスタジオの観客がみんなインド人ってのは当たり前だけどなかなか新鮮。
コロンボで一旦降りないといけないかと思ったら、そのまま乗っていて良かった。離着陸はするけど、セキュリティを通らなくていいだけ楽である。スリランカで降りる人は降りて、ドバイまで行く人は乗ったまま1時間くらい掃除するのを待っている感じ。シンガポールスリランカの時差は2時間半。移動にかかった時間は正味3時間。意外と近いんだなーって思った。
コロンボとドバイの時差は1時間半。移動にかかった時間は4時間くらい。今ドバイの空港で次の乗り継ぎ便を待っているところ。店を何件か見て回ったけど、微妙にいろいろ違って面白かった。パナドルとかタイガーバームとか普通に売ってた。チーズの缶詰が美味しそうなので帰りに買おうかと検討中。電化製品とか酒とかチョコレートとかはいつもと一緒。CDのコーナーにはアラブトップチャートとかコーランとか売っていてなかなか新鮮。全身黒ずくめで目だけ出している人をシンガポールでたまーに見かけるけど、こっちだともっとたくさんいた。まあ当然か。

追記


日本語のメニューもあって、実際に日本人はたくさんいて、エミレーツはけっこう日本市場をを重視しているしているきがした。客室乗務員のこの帽子がかっこいいけど実用的じゃないなあと思っていたら、機内ではかぶってなかった。ドバイの空港にはこんな美味しそうなパン屋(ケーキ屋)さんもあって、(わざわざ両替して)ついアプリコットケーキを買って食べた。
ドバイからプラハは飛行機で6時間弱。シンガポール、ドバイ間ではボーイング777-300だったのに対し、ドバイ、プラハ間ではエアバスA330で、後者は1ランク下な感じ。横に座っていた中東系の少年が大量にゲームの入ったiPadでずっと遊んでた。iPadっていろいろゲームがあるんだな。

機内でlonely planetを見ながら自分向けの地図をせっせと書いていたら、となりの少年の父親にちょっと見せてくれないかと声を書けられた。プラハから、その人の家族がこれから行くとこまでにどれくらいかかるか聞かれて、たぶん3時間くらいって答えておいた。
今回の旅行ではチェコスロバキアに18泊滞在する予定。どこに何泊してどうやって移動するかをある程度考えておかないと全く動けないので、こういう地図があると便利。所要時間と同様に大切なのは、一日何本その電車が走っているか。自分で車を借りて移動するならそこらへんは考えなくていいんだけど、ゴールドペーパードライバーなもので。