バナナの木

よく晴れた日曜日の朝に洗濯物を干しに外へ出たら、青々としたバナナの実がなっていた。
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知識としてわかっていても実際に見たのは初めて。今日見てみたら既にいくつか黄色くなっていて甘い香りがした。
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植生の違いを見ると改めて自分がこれまでいたところとは違うところにいると実感する。(逆に言うとあまりにも普通に生活していて、普段は違いを実感しない。)自分にとって馴染みのある風景というのは、あくまでも亜寒帯の針葉樹なんだなと思った。そういえばシンガポールに来て既に3年経った。東京に住んでいた期間は4年と少しなので、もう一年くらい経てばシンガポール滞在の方が長くなる。
3年も滞在して勉強したり働いていたりすると、「なんとなく海外に住みたい欲」みたいなのは大体満たされる。なんでもかんでも「英語の勉強になるから」とかいうくだらない考え方ももうない。「世界を見てまわって視野を広げる」とか、正直心底しょうもないなあと思うようになる。自分にとって必要なプロセスだったのかもしれないけれども、今ならそんな肩肘を張ることはないと言える。理由なんて面白そうだからとか、やってみたいからとか、その程度で十分だ。
変なコンプレックスとか変な義務感から解放されて、自分が楽しいと思える方向に進む。そんなふうに今思う。