seeed社の次に行ったのはMakeblockという会社。
Makeblockというのはレゴみたいなんだけど金属でできていて、レゴよりずっと丈夫に本格的なものを作れるというもの。
ロボットアームみたいなわりとスタンダードなものもできるし、
3Dプリンターもできてしまう。
二次元プロッタなら絵も書けるし、レーザーで焦がしたり彫ったりすることもできる。
タコ糸みたいなのでぶら下がりながらアイアンマンを描いていくこれもすごい。
こんなゲームもできてしまうので、本当にアイデア次第なんだと思う。
そんなおもちゃがここにはたくさんあった。正直言って驚いたのはその開発手法。まずMakerblockを使ったハッカソンを開催して、そこででてきた優秀な作品をkickstarterに出して、お金が集まったらキットとして売り出す。その繰り返しでどんどんキットを増やしている。実に理にかなっていて、非常に賢いやり方である。
それにしても今回深圳ではkickstarterを活用している会社が非常に目につく。非常に手軽な手段なんだろうな。プロトタイプを作ることに長けているここの人々がKickstarterでお金を集めて、小ロットで生産をはじめて、どんどん大きくなっていく。そんな成功のモデルがあるのだろう。
ともかくこのMakerblockはよくできている。Arduinoと互換性があり、そしてレゴブロックとも互換性がある。うまい具合に空いていた市場の隙間にすっぽり収まったという印象を受けた。制御するソフトウェアはScratchでもArduinoでもよくて、大人も子供も楽しめそうな感じである。
何が問題かといえば見ていたら欲しくなってきたことだ。150ドル以上買えば送料無料らしい。今内なる声に抗っているけれども、遅かれ早かれ買うと思う。