深圳初日

ハードウェアの街ということで深圳(Shenzhen)を意識し始めたのはいつのことだろうか。Foxconnが深圳に巨大な工場を置いて、いろんな会社の製品を製造していると知ったあたりだろうか。そんな深圳にあのMaker Faireがやってくる、しかもかなりの規模らしいということを知り、是非来たいと思ったので来ることにした。

シンガポールから深圳までは飛行機で4時間。この程度なら乗り換えなどしたくないので直行便で探すとスリランカ行きで苦い思い出のあるTiger Airwaysしかなく、しかも毎日飛んでいるわけではないのでけっこう日程が限定される。でも往復300ドルの魅力には抗えずこれにした。

Maker Faireは6月19日から21日までの3日間。それをカバーしつつもう少し他の場所を見る時間を確保するということで、17日午後7時の便でシンガポールを出て、22日23時50分の便で深圳を出るという5泊7日プランになった。それなら木、金、月の3日だけ有給を使えば済む。深夜着なので初日は空港そばのホテルに泊まり、残りの4日を比較的安かった老街付近のホテルにした。

これまでの経験からすると、どこの国に行っても国際空港と中規模ホテルなら英語が通じるものだが、初めて訪れた中国にそんな常識は通用しなかった。客の大半が中国人だから英語がそれほど必要にならないのだろう。深夜着の空港でたくさんのタクシーの客引きに声をかけられたが一人も英語で話しかけてこなかった。こいつらについて行ったらろくなことにならないということは、経験からわかる。シンガポールで両替しておいたが100元札しかないのもよろしくないので、ポカリスエットを買って細かくした。店員が100元札を機械に通していたが、あれは偽札チェックのようだ。SIMカードを買いたかったが、そんなものは空港に売っていない。

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ホテルの情報を印刷しておいたので、それを持って空港の案内所にいくと、英語がかなり限定的。真っすぐ行って右に曲がったところのホテル案内所で聞いてくれと言われて、そこに行ってみると空港ホテルへのシャトルバスの時間まで待てと言われて、なんとかホテルにたどり着いた。要するに空港ホテルの案内所的なものは、国際線到着口ではなく国内線到着口の方にあり、国際線から来ると一旦戻らないといけないというわかりにくさ。昼間だと公共のバスがいろいろと走っているので問題にならないが、全て終わってしまう夜だと要注意。

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空港ホテルは古くて朝ごはんいまいちだったけど、場所は駅から近くて便利だし、部屋もシャワー設備もなかなか良かった。

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4階がないエレベーターって久々に見た気がする。先払いだけど、更に100元デポジットを払う理由がよくわからなかったが、鍵代みたいなものかと勝手に納得。タクシーで市内に行くことを考えたら、ここに泊まってしまうのはそんなに悪くない選択だと思う。

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