この日はMaker Faireに行く前に、Splendid China(锦绣中华民俗村)というテーマパークに行った。中国各地の観光名所のミニチュア版(と言ってもけっこう大きい)がたくさんあって、なかなか楽しかった。今回は行かなかったが、併設のChina Folk Culture Village(中华民俗村)に行けばいろいろなショーが見られたようである。この日はドラゴンボートフェスティバルで屈原をテーマにした何かをやるようだった。 まず目についたのはこれ。なんかステージ代わりに使われていて、なかなか大きい。
これも中国って言うと変な感じだけど、新疆ウイグル自治区にはムスリムエリア。
もちろんこういう普通の中華風のものが多い。
チベット自治区のポタラ宮もなかなか素晴らしく実物を見たくなってくる。このテーマパークは3Dガイドブックとしてなかなか悪くない。
もちろん万里の長城もある。このテーマパーク内を横断する感じでかなり大規模だ。そして背後に高層マンションが見えるのは深圳らしい。
兵馬俑だってちゃんとある。
ここを見ていると中国の広さを実感する。
これはチンギスハーンの墓だとか。長い歴史があって、たくさんの権力者が死んでいるので、大きなお墓がたくさんあった。
こういうのはちょっと日本っぽいな。
池とか岩とか活用して、なかなか頑張っている。
岩場に彫り込むスタイル
中国といっても地域によってぜんぜん違うという当たり前のことを今更ながら思い知らされた。あと、極めて政治的なテーマパークだなとも感じた。きっちりと台湾の阿里山もいろんな自治区も入ってて、独立なんて認めないし全部中国だと言いたい感じ。
それはそれとしてシンガポールからたったの4時間で深圳まで行けてそこからはどこにでも行けるだろうし、シンガポールと時差もないのでもっと気軽に来れるなあなんてこと思った。
それからこの前の日のMaker Faireで、ここだとピュアに電子工作系で、日本やシンガポールのようにコスプレするような雰囲気がないって思ったんだけど、訂正する必要が出てきた。
なんかいっぱいいたし、いっぱいあった。こんなに暑苦しくて歩きにくそうな格好で、みんなこの園内を歩き回っていてなかなか根性がある。紅衛兵の軍服いいな。
ひと通り見て気が済んだので、腹ごしらえをしてMaker Faire 2日目に向かった。
この日のSeeedでは、柑橘類でボルタ電池を作っていた。
前日と同様にうろうろする。3Dプリンタも普通に買って帰れそうな感じだったけど、特に印刷するものがないので自重した。
明和電機のライブに行ったことがあるので、楽器を間近で見られてよかった。
やはりこのエリアは、新しくて大きな建物がたくさんあり圧巻だった。
そんななかに巨大ロボット。
一時的なのかずっとそうなのかはわからないけど、ここのカフェに普通に3Dプリンタが置いてあった。こういうのが当たり前の風景になっていくんだろうかとふと思った。
Haxlr8rのブース。なんか当たり前のようにKickstarterを活用している。クラウドファンディングがエコシステムの中に完全に組み込まれていると感じた。
あとなんかベイマックスもいた。
ロボットアームもいくつか。なんかMaker FaireというよりもCEATECとか産業機械系のイベントに近いものを感じた。
その後講演会場に行って、高須さんを見た。実際には会場に入れなかったので、隣の部屋のディスプレイで見た。
この人きちんと中国語のスライドも用意して、所々中国語で笑いを取りに行っていて、非常にきちんと準備していてすごい。他の講演者よりもずっとクリアなメッセージを伝えている気がした。