大芬油絵村という場所が泊まっていたホテルからアクセスしやすかったので、この日の午前中はその大芬油絵村なる場所に行くことにした。ちょっと雨が降っていたがそれほど大した雨ではない。単に油絵の村と呼ばれているだけかと思ったら、そのような看板があって驚いた。
絵筆もあった。観光名所にしようとする意志みたいなのがちょっとだけ感じられた。
額縁の材料みたいなのがたくさんあった。ギャラリーフェイクでこのエリアをテーマにしたやつとかあったらぜひ見てみたい。
中国の書画みたいなのもそこそこあった。
もう贋作なのかどうかどうでもよくなるくらいたくさんあった。
彫刻だってある。
路地裏で一生懸命作業してた
イケアとかってこういうところから仕入れているのかなとふと思った。
こういうわかりやすいのもある。
そんなわけで想像以上に大量に絵画がある場所だった。
でも習うより慣れろの精神でこういうところで大量に作製していたら、将来的にいろいろと面白いものも出てくるのかな、なんてことも感じた。結局かっこつけてても何もできなくて、回数こなして試行錯誤しないと始まらないし、ここはそういう場所とも言えそうだ。 絵画に限った話ではなく、大勢の人が何度も試して、その競争を生き抜いたものってのはやっぱり強いだろうなと感じる。深圳の人の多さと競争の激しさを見ているとなおさら。
そんなことを考えながらMaker Faire最終日へ。 Pebbleというスマートウォッチをいろいろ改造してる人の話。そもそもウェアラブルデバイスってこんなにあったんだなと思った。
各端末の規格を統一して、重複した機能をなくしたりデータの流れを簡素化できるといいねと言ってた。
加速度センサをつけて、スマートウォッチと連動させるプロトタイプ。
続いてバルセロナのFablabの人の話。
いろんなプロジェクトを紹介してた。
それからOLPC(one laptop per child)のボランティアをしてる人の話。
この本がきっかけで、このボランティアを始めたらしい。
Learning to Change the World: The Social Impact of One Laptop Per Child
- 作者: Charles Kane,Walter Bender,Jody Cornish,Neal Donahue
- 出版社/メーカー: St. Martin's Press
- 発売日: 2012/12/11
- メディア: Kindle版
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この人が参加したプロジェクト。アジアでもけっこうやっているようだ。
大切なのはPCを配ることじゃなくて、学んで何かを自分で作る環境を提供すること。
OLPCプロジェクトってもう10年も続いているんだなと思うと感慨深いものがある。ちなみに以前日本で参加したイベントはこんな感じ。
Maker Faireには満足したので再びファーチャンペーへ。UFOキャッチャーの景品を見るとまさに中国だなーって感じた。
いろいろと部品を眺めているのは楽しい。
この日の収穫は、顕微鏡と温度センサー(接触タイプと赤外線タイプ)とピンセット。
自分で何かを作ってから再訪するともっと楽しいんだろうなと思った。 翌日の工場見学については既に書いたので、深圳旅行記録はここまで。ずっと気になっていた場所なので、実際に行って現地を体験できて非常に良かった。中国に対する心理的なハードルが下がったし、いろいろと実りある滞在だった。