大分旅行・きっかけ

遡ること半年。職場で航空券の安売り情報を入手した。シンガポール航空で180日以上前に予約すれば安くなると言われたので、10月上旬の試験が終わったら旅に出ることにした。なぜ数ある行き先の中から日本にしたか忘れてしまった。東京ならデルタやユナイテッドでいいし、大阪は数年前に行ったし、久々に九州に行こうかということで、福岡空港にしたのを覚えている。

とりあえず試験が終わるまでは計画立てることも控えようと思っていたので、計画立てるのがいつもと比べて随分と遅くなってしまった。これまでに鹿児島、長崎、佐賀、福岡、宮崎には行ったことがあったので、大分と熊本を重点的に見ようと考えながら計画を立てていたが、距離がけっこう離れているし、大分だけでも十分見るところがあるじゃないかと思ったので、今回は大分に絞り込むことにした。

土地勘がなく、距離感もいまいちわからない状態で、ちまちまと調べながら行き先と回り方を検討した。やっていることは非常にハンガリー旅行などの海外旅行に近い。中津と日田がわりと福岡県に近いので、どちらから入って、どちらから出るかみたいな感じ。最終日に福岡で買い物して帰るのは決めていたので、それ以外をどこに泊まるか。白鬚田原神社という場所でどぶろく祭をたまたまこの期間中にやっていると知ったので、それに合うような動き方にした。

今の自分にとって旅行とは身近にないものを体験しにいくためのもので、いまシンガポールに住んでいる自分が飢えているのは

  • 歴史
  • 自然
  • 新鮮な食べ物・飲み物

の3つ。気持ちのよいヨーロッパの夏日本の秋を過ごしながら、上の3つが満たされるなら言うことはない。西欧都心よりも東欧地方都市のほうが歴史的に見て面白いし、自然も豊富で、食べ物・飲み物も言うことなし。その上観光客が少なく、物価が安いので、何のためらいもなく東欧地方都市を選んだ。東欧地方都市(今回では九州)ではこれまでにポーランドチェコスロバキア福岡、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島に行っているので、もう少し南下してハンガリーまだ行っていない大分ということで特に迷いはなかった。

ハンガリー旅行・きっかけからブダペスト到着まで - pho's blog

ハンガリー旅行のきっかけに書いた内容がほとんど当てはまる。そんな感じで、金曜日に仕事を終えて、せっせと荷造りをして、日が変わった土曜午前1時過ぎの便でシンガポールから福岡へと向かった。8泊9日の旅行の始まり。

シンガポール航空、ヴァージンオーストラリア航空、全日空コードシェア便で、日本からの修学旅行生っぽい団体と同じ便だった。東京行きだと7時間近くかかるところを6時間で行けるので少し楽である。 乗ってからすぐには機内サービスがなく照明が消え、朝6時頃に朝食が出るので、なんかとてもシンプルに感じた。それはそれで悪くない。