空港隣接のホテルで明るくなった成都を見た第一印象は、なんか外白くないか、というものだった。まあそういうものかと思って、空港でSIMカードを買い、バスで市内に向かった。とりあえず宿に行って荷物を置くことにした。
今回泊まったのはブッダゼンホテルというなかなか興味深いネーミングのホテル。文殊院の敷地内にあって、駅から歩いて行けるので割と便利だった。激しく工事中だったが、泊まってみて特にうるさいということはなかった。
最終日までここに泊まったが、満足度は高かった。もっと安いホテルはいくらでもあるが、ほかの国でビジネスホテルくらいの金額しか払わないでこのレベルのホテルに泊まれるのが良い。
だらだらしているうちに昼になってしまったので、メイカーフェアに行く途中で昼食にした。
このチャーハン美味しかったしおなか一杯になったけど150円でいいの、って感じるくらい安い。どう考えても材料も全部中国産だと思うがこれだけ安くておいしいものを食べると、中国産のものを避けることがばかばかしく感じる。
こんなふうに二次元バーコードが貼ってあって、wechat paymentなどで支払いを済ませられる。現金で支払っている自分がとても時代遅れに感じた。
深センと比べると成都には住宅やショッピングモールも多く見られ、生活感があった。そして急速に発展して、人々の所得水準が上がっているという印象を受けた。
そしてメイカーフェア成都の会場についた。
Eastern Suburb Memoryというちょっと中心から離れた工場跡地をリノベーションしたところが会場になっていて、とても雰囲気が良かった。ちょっと美大っぽいというか、学園祭っぽい感じもした。
会場はそれほど広くなく、日本からやってきた出展者が目立っていた。
どこも現地の人が楽しめるように工夫されていて、とても素晴らしかった。
3D影絵は、人数がそれほど多くないときに体験できたからかドーム内の音の反響もよく、深センで体験したときよりも臨場感があった。
ロボットプロレスは人多すぎてほとんど見られなかったが、こういうイベント物は盛り上がって楽しいから、シンガポールのメイカーフェアでも何かできたら良いなと思った。
外に出たら、北京からビール作ってる人たちが来てた。
途中、火柱が立つアクシデントがあったが、続行。
夕食に刀削麺パスタを食べたのだが、これがまた美味しいのだ。
ファッションショーにも潜り込んだ。
初日から盛りだくさんでとても楽しかった。このイベント単体で見て、海外からどうしても行った方がいいとまでは思わないが、近くに住んでいるなら行く価値あるし、遠くに住んでいても成都の街や料理との組み合わせなら十分に行く価値のあるイベントだと思う。