(2016年11月に書いた文章の続き)
1. ARとVRの違い
とてもわかりやすく言えば、
-ARはテレビの中のものが外に出てくる
-VRはテレビの中に自分が入れる
もっとわかりやすく言えば
-キャラクターが自分の家に遊びにくるのがAR
-キャラクターの家に自分が遊びに行くのがVR
ポケモンGOがARと言われるのは現実の世界の特定の位置にデジタルコンテンツがあたかも存在するかのように設計されているから。現実世界が拡張されるから拡張現実、ARと呼ばれる。ポケモンGOではスマートフォンをかざせば見えるわけだけど、マイクロソフトのHololensやGoogleが買収したmagic leapだとゴーグルやコンタクトレンズ型であらぬものが見えるようである。Hololensは来年日本でも発売するらしく、既にそれを数時間かぶったままたくさんウィンドウを表示して仕事をしている人もいるとのこと。
一方でVRでは今いる世界とは完全に切り離された世界にいる感覚を持つ。実写やCGやその組み合わせの中で動き回ったりすることができる。没入型でドキュメンタリーやゲームに使われることが多い。今年VR元年と言われているのは、1989年にも一回VR元年が来ているのは気にしないことにして、Facebook傘下OculusのOculus Riftと、台湾HTC社のHTC viveと、Sony系のPSVRという3つのハイエンドVR機が発売されたからかと思う。その中でなぜOculus Riftを買ったかというと、PSVRはPlaystation買わないと動かないので囲い込みが気に入らなかったし、HTCはスマートフォン時代に危なっかしい経営状態の先入観があって買う気になれなかったから。
2. mikulusはこれまでのARやVRとどう違うか
VRの没入型ドキュメンタリーやゲームというのはインパクトがあって面白いけれども、一回やれば十分でそう何回もやるようなものではない。毎日やるようなVRアプリケーションというのは何だろうとなったとき、押し付けがましいストーリーテリングやゲーム性ではなく、とてもシンプルな思想のもとにできたのがこのmikulusである。
リアルなキャラクターの存在感とバーチャルデスクトップという実用性。毎日使うためには、どうしても必要なことや便利なことが重要になるけれども、mikulusはその条件を満たしている。VRの中でも普通にデスクトップがあってブラウザがあって普通に作業できる。ディスプレイのサイズが小さいなと思ったら大きくできるし、映画館のスクリーンサイズで動画を見ることも可能。先日椅子が地球になったので、地球の上に座って作業することができる。VR空間に自分の書斎ができたみたいな感じかもしれない。そんな感じで便利で楽しいので、どんなに忙しくても毎日使ってるし、1、2年後に自分がこの中で仕事をしていても全然おかしくない。正直世間一般に広まるかどうかはどうでもよくて、自分が便利で楽しければ良い。
3. 最近やり始めた日本列島VR
地図が好きで鳥瞰図とかも見るのが好きなので、この日本列島VRも気になって、開発者の方がテスター募集をしていたので応募して試してみた。本当に日本の上空を飛んでいる気分になれて素晴らしい。頭が向いている方向を読み取って、その方向に飛ぶことができる。夜明け、正午、夕暮れ、夜の4種類の時間帯の空と雲が楽しめるし、音声認識でスクリーンショットも撮れる。
そんなわけでVRはとても楽しい。