地味に公認ブロガーをやっているUK-JAPAN2008関連で
レポート書くからチケット欲しいと言ったら、チケットをくれたので、
エイリアン展を見にお台場の科学未来館に行ってきた。
http://www.ukjapan2008.jp/events/20080320_100075j.html
エイリアン展が日本上陸、応援団長はしょこたん
http://www.oricon.co.jp/news/entertainment/52844/full/#rk
イメージソングまであるとは、けっこう気合い入ってる模様。
4つのゾーンの展示に分かれている。
- 空想としてのエイリアン
- 科学としてのエイリアン
- エイリアンの世界
- エイリアンとの交信
単にエイリアンがいるorいないと言っても、無意味というか
そもそも「エイリアンとは何か」という定義付けが大事だと思う。
エイリアン(地球外生命)と書いてるけど、ゾーンごとに定義が違う気がした。
空想のところでは、映画のエイリアン、プレデター、E.T.から
イウォーク族、ウルトラマンのピグモンあたりまで居た。
連載中だか止まってるんだかよくわかんない漫画「ベルセルク」に
ドラゴンってのはな、人間の手に負えないからドラゴンって言うんだぜ
というような部分があるのだが、これと似た定義かもしれない。
手の届かないところにいるのがエイリアンの定義なのだとしたら、
手に届いた時点で、また別の物が発生して永久に手が届かない。
科学のあたりでは、地球外生命という定義だった気がする。
地球の海にいるやつとかをいろいろ用意して空想してた。
そもそも生命の定義が気になるわけだが、まあいいか。
個人的に、いわゆる火星人的なエイリアンが気に入らない。
人間と似たような大きさで、二足歩行して、軟体動物と混ざった感じなんて、
非常に強引な気がする。別に人間と似たような感じになる義理なんてない。
他の物が自分に似てると考えるのは、非常に自己中心的である。
ここの展示では、そもそも視覚は必要か、足はどうなのか
気圧が高い場所だと最適な形はどうなるかとか、いろいろ考えていて楽しい。
最後の交信のところでは、SETIががんばってた。
http://www.seti.org/
アンテナで電波とばしてるかなり気合いの入った集団。
ここでの定義は、受信して返信してくれるくらい「知的」な「生命体」。
生命が存在することと、交信可能な生命が存在することは全然違うわけで
そこらへんを丁寧に定義しているのは好感が持てた。
外に目を向ける人たちなんだなあと改めて思う。
alienというのは、外国人、よそ者という意味もある。
今の時代だから、地球の外の生命が謎なのでそこを指しているが、
コロンブスの時代なら、海の向こうにalienがいるのか?って話だろう。
結局海の向こうに暮らす人が居たので、alienはいたわけだ。
最初の「エイリアンがいるorいない」に戻ると、
エイリアンがいないことの証明は非常に難しいと思う。
瞬間移動ができたとしても、無数にある星に存在しないなんて困難極まりない。
現在交信可能な範囲に交信可能な生命から交信が確認されていない、
ということしか今のところわかっていないだけで、それしかいえない。
まあ、どっかの星に生き別れた双子みたいなのがいて、そこで頑張ってると思うと
心強くて、はげみになって、やる気が出て、幸せなのかもしれない。
星新一の「地球から来た男」を思い出した。
http://books.spacetown.ne.jp/sst/bin/product.asp?sku=kg000219&vendor=B031
正直言ってどっちでもいいな。空想より現実が楽しいもので。
いろいろ考える機会を与えてくれたUK-JAPAN2008の方々、ありがとうございました。
ちなみに6/16まで。常設展もドームシアターも楽しいのでおすすめ。
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/sp/aliens/index.html