この3週間の出来事

12月29日(木)バイトの契約が切れる前日。バイト先で欠員が出ていたのは知ってたけど、どうしようか考えていた。同僚はいい人ばかりだし、(給与に反映されるかどうかは別として)会社は割とうまくいっている雰囲気だったし、日本担当としてではなく特許担当として雇ってくれそう、ということで、働きたいとボスに伝えた。大学をパートタイムにしてフルタイムで働きたいのだが、ビザはサポートしてくれるのか、などなど。
12月30日(金)ボスに呼ばれたので行ってきた。問題はただ一つ、給料。いくら欲しい?と聞かれた。まだtrainee身分だし、大体相場がわかっていたので、それらしい額を言った。ボスのイメージと少し開きがあったけど、半年後に君の言う額を出そうってことで契約書にサイン。その後すぐに就労ビザ手続きの書類を用意してくれて、必要事項を記入したら、昼にはオンラインで提出してくれた模様。
1月3日(火)祝日明けの業務開始日。朝CFO兼総務のとこに言ったら、もうin principleビザが出てるよと言われた。シンガポール政府(労働局)の手続き早すぎだろ。0.5営業日でビザが下りるとは思わなかった。あとは学生ビザをキャンセルして、結核とHIVの検査をしたらOKとのことで、このビザで既に働けるとのこと。このin principleビザをスキャンして大学に送って、フルタイムからパートタイムに替えてくれとメールを出した。
1月6日(金)著作権の試験日。特許とか商標とかその他諸々はもう終わったんだけど著作権がなかなか取れなくて何回も受けてる。仕事は毎週To Doリストをシステム上で全部終わらせなければならないので、試験後に会社に戻って働いた。アシスタントさんと協力しながら効率よく仕事をこなすことが大事なんだなあと思ったりした。
1月9日(月)病院に行って検査を受けた。国のビザに必要な検査というのはある種の独占業務だと感じた。非常にシステマチックですんなり終わる。もっと早く検査を受けに行っても良かったんだけど、なんとなく試験が終わるまで行くのが面倒でいかなかっただけ。夕方に移民局に言ったが、お前の時計は移民局の時計よりも7分遅いとか訳の分からないことを言われて4時30分にカウンターを閉められた。入り口の移民局の時計とは合ってたんだけどな。大学のサイトにログインしたら団体保険の料金の請求が来ていなかったのでパートタイムに学生になれたっぽかった。著作権の試験に合格するまで他の科目は受講できないし、授業料の請求もされないという話だったのだが、なぜか授業料の請求がされていたので、問い合わせのメールをした。
1月10日(火)再び移民局へ。学生ビザをキャンセルしたいだけなのに手間がかかる。提出後、昼にまた来てと言われたので昼休みにソーシャルビジットパスを受け取って学生ビザキャンセル完了。移民局にいるときに大学の寮から、君の寮はフルタイムの学生専用だから一週間以内に出るように、居座る場合には金銭的なペナルティを課す、みたいなメールが来ていてビビる。妻と作戦会議。家を探しつつ、退去までの期間を伸ばしてもらえるよう交渉。仕事は通常通りやって、夜は家の内見。
1月11日(水)夕方に病院に行って診断書をゲット。それをCFO兼総務のとこに持って行くとオンラインで手続きをしてくれて、就労ビザの番号が発行された。夜は家の内見。
1月13日(金)朝労働局に行って写真を撮って、指紋を採って、健康診断書の確認をして、手続きほぼ終了。寮に退去時期を遅らせてくれよと電話したけど、今日中にメールするといいながら無視された。ボスが10年ぶりの長期休暇に入るということで、その前に自分の休暇を申請した。2月に日本でファミリーホリデーだかなんだかという理由で。有休は月に1日ずつしか発生しないため、2月に一週間休むとほとんど無給休暇らしいけど、まあ久々に帰りたかったからいいことにする。メールのチェックは休暇中も毎日やる予定。
1月14日(土)日本から妻の友人が親子で遊びにきたので、しばし案内。家はもう決定ってことで、荷造りスタート。なかなか授業料の請求が消えないのでオンラインで休学手続きなんてのをしてみた。プルダウンメニューで仕事が忙しいとか選んで、ずいぶんシステマチックだなと思った。どっちみち今期は授業を取れても取る気がなかったので、学校行くのは8月からでいいやという気分。
1月15日(日)朝、大家さんと話をして契約書にサイン。初めて小切手を使った。もう鍵を渡すからこれから荷物を入れていいよと言われたので、非常に助かった。タクシーで2往復していろいろ運び入れた。夜はテレビを譲るために、テレビを抱えてタクシーに乗った。
16日(月)朝荷物を抱えて新居に運び入れてから、会社に行く。
17日(火)朝、旧居と新居の間を1往復半してから会社に行く。退去手続きは妻に任せきり。申し訳ない。夜は新居に戻って荷解き。休学申請は認められたらしい。大学内が縦割りでバラバラすぎて記録もバラバラで正直自分の状態がどう記録されているかわからない。
18日(水)朝、労働局に行って就労ビザをゲット。2,3分で終了。移民局はぐだぐだだけど、労働局はテキパキしていて仕事が早いという印象。

まとめ

そんな感じで一応引越しも終わり、仕事にも少しずつ慣れてきた。大学は試験の結果がまだ出ないけど7月末まで休学することにした。短期的に(3年位)お金を稼ぎたいなら日本で働いたほうがいいと思うけど、今東南アジア、インドの特許出願をこなせるようにして、一人の専門家として日本に頼らずとも働けるようにしておけば、5年後、10年後に自分にとって大きな財産になると判断してこういう選択をした。大学をパートタイムにしたのは、授業料が半額ってのが主な理由。1年半くらい半ニートでふらふらしててちょっと飽きたし、家庭内で日々働けプレッシャーを感じるようになってきたのも理由ではある(貯金を切り崩しながら家賃・生活費を半分出してるんだけど、そういう問題ではないらしい)。まあ、新しいことを始めるのはけっこう楽しいものだ。