就職活動ということで多少自粛していたのだが
戦略コンサル全滅したあたりから開き直って読み始めて
徐々にペースが上がってきた感じである。
今非常に面白いのは京極夏彦の続巷説百物語(文庫)
読み終わるのがもったいなくてペースを落としているくらいだ。
京極堂シリーズも好きだが、どっちかといえば又一の方が好きだったりする。
理由は作品の性質なのだが、京極堂は謎に揺さぶりをかけて
解きほぐすのだが、又一は謎を自ら構築するからだろう。
言葉巧みに罠をはり、騙す、引っ掛ける、陥れる。
面白くないわけがない。京極堂シリーズのラストでだいたい
京極堂が罠をはるけど、又一シリーズではそれが作品全体である。
次はどんな仕掛けがくるのか、と考えると非常に面白い。
並行して読んでいるのは戦場のローレライ
もともと映画にするために書かれた作品らしい。
戦艦ものなので沈黙の戦艦っぽさが漂う。
思ってたより面白い。文庫は4分冊で、今三冊目。