では唐突だが前に予告してた旅行本ネタで。
まずなぜ地球の歩き方が駄目なのか。
- 地図が少なすぎる、しかも日本語
- 情報が古くて使えない
- 紹介された宿が日本人宿になる
- 持っていると日本人だとバレる
大雑把に言ってこの4点に集約されると思う。
地図は必需品だ。写真なんてなくてもいいけど
地図がなしで目的地にたどり着くのは厳しい。
ぶらぶら歩くのならいいけど、何もみられずに
どこにも行けずに終わってしまう可能性が高い。
なぜ日本語じゃあよろしくないかというと
現地の人に場所を教えてもらうのが困難だからだ。
アルファベットなら見慣れているかもしれないけど
日本語が書かれた地図を見せたら、見る気をなくすかも。
次に情報が古いってこと。少ないってのもある。
オーストラリアで公衆電話からタクシーを呼ぼうとしたことが
あり、本に載っていた電話番号3つくらいかけたが通じなかった。
全体的にさらっと書いてあるだけで、lonely planetと比べて
情報が全然足りない。まああまり全面改訂とかしないから
古くて使い物にならない情報も生き残っているんだろうな。
そして、宿の問題。別に日本人宿を否定する気はないんだけど
できることなら避けるようにしている。耐えられそうにないから。
別に旅先で日本人を避けるわけじゃない。日本人の群れを避けるのだ。
群れてたら何をしに行くんだかわからないから。地球の歩き方に
出ている安宿はかなり高い確率で日本人宿になっているから困る。
もっていると日本人だとバレるというのはあの特徴的な表紙のこと。
遠くから見てもよくわかる。日本人がカモられやすいというのは
好ましくないけど事実だろう。そのカモたちが、自分はカモですよって
わざわざ示しているのだからセキュリティ上よろしくないと思う。
あの表紙を見て標的を選んでいるやつって多分いると思うし。
こんな感じで批評するのは簡単なんだけど、それだけでは意味がないので
対案を出そう。じゃあどのガイドブックがいいのか。
ちなみにこれまで自分が使ったことがあるのは
2003年8月オーストラリア:地球の歩き方
2004年2月フランス:Let's Go
2005年8月ベトナム:lonely planet
この三種類。他のはよく知らないとあらかじめ断っておく。
あと選択肢としてあるとすれば旅行人だろうか。
ミシュランとかもあったかも。あまりよく知らない。
結論から言うと好みでとなるけど一応印象を書いておく。
旅行人は国境越えというイメージがある。
あまり悪いという話も聞かないしいいんじゃないだろうか。
Let's Goはもちろん英語だが、けっこう当たり外れがあるそうだ。
二つ以上読んだことがないのでよくわからない。lonely planetが
近頃軟弱になってきたから、ディープなものとしてLet's Goを
勧めている文章をどこかで読んだような気がする。
lonely planetはだいたいコンスタントに同程度のクオリティを
維持しているんだとか。実際のところよくわからないけど。
最近日本語も出てたな。難点は異様に厚いこと。
充実していていいんだけど。
個人的に英語のガイドブックをお勧めする。英語が苦手な人にも。
基本的に決まりきったことしか書いてないから全然難しくない。
読むのに時間がかかるからいいひまつぶしになる。
他に本を持っていかなくても全然問題なし。わりと楽に英語で
考えるようになる。国境を越えるときに次の行き先の本と交換しやすい。
このあたりが理由として挙げられそう。日本語のガイドブックにはない
ウィットに富んだ表現が多く、読んでいて非常に楽しめるのも利点。