本日、日本の税金高いよねって話をしたので軽く調べてみた。日本に居たときに自分が東京都在住で電機健康保険組合に加入していたのでそれをモデルケースとする。
所得税の税率
330万円を超え 695万円以下 20% 控除427,500円
No.2260 所得税の税率|所得税|国税庁
695万円を超え 900万円以下 23% 控除636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 控除1,536,000円
1,800万円超 40% 控除2,796,000円
東京都の住民税
税率は一律10%(都民税4%、区市町村民税6%)
東京都主税局<都税Q&A><区市町村税:個人住民税>
健康保険(電機健康保険組合)
8.6%(自己負担額4.2%)
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厚生年金
16.412%(自己負担額8.206%)
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続いてシンガポールの所得税。ちなみに住民税はゼロ。
シンガポールの所得税
80000ドル(480万円) 4.2%
IRAS: Income tax rates
120000ドル(720万円)6.6%
160000ドル(960万円)8.7%
200000ドル(1200万円)10.4%
320000ドル(1920万円)13.2%
課税対象額が
- 480万だと日本11%:シンガポール4.2%
- 960万だと日本17%:シンガポール8.7%
- 1920万だと日本25.4%:シンガポール13.2%
となる。所得税はざっと倍くらい。
これに住民税を加えると
- 480万だと日本21%:シンガポール4.2%
- 960万だと日本27%:シンガポール8.7%
- 1920万だと日本35.4%:シンガポール13.2%
シンガポールだと健康保険は場所によるけど会社負担が多い。年金も天引きされない。
年金受給年齢まで生きてないと仮定すると、健康保険+年金負担を加えて、
- 480万だと日本33%:シンガポール4.2%
- 960万だと日本39%:シンガポール8.7%
- 1920万だと日本47.8%:シンガポール13.2%
となる。ここから先、あまり正確じゃないけど
- 日本で年収746万円の人とシンガポールで年収520万円の人
- 日本で年収1639万円の人とシンガポールで年収1095万円の人
- 日本で年収3831万円の人とシンガポールで年収2304万円の人
このあたりの手取りが一緒になるのかな。あとでちゃんと計算する予定。
このくらい税金を安くしないと人が来てくれないんだなという見方もできる。
追記
- PR(永住権)はないという設定なのでCPFは無視してます
- 現地採用でも海外旅行保険(1年間約10万円)に加入できるので、大病のリスクに対する備えとして加算して考えたほうがフェアかも。
- シンガポールのコンドミニアムは広くてプール付きが多いですが、家賃は恵比寿とか六本木とかをイメージした方が良いです。ルームシェアしたい人には良いですが、そうじゃない人には厳しいと思います。
- なんでこんなに税額が違うのかって、そうでもしないとこの何もない国に人を呼び込めないからでしょう。日本は(様々な意味で)豊かな国です。
- 税制面は非常に魅力的だが、現地女性は好みの分かれるところだと言って、日本から来た友人は悩んでおりました。