朝に時間があったので、ネットの記事で見かけたスタバに行くことにした。スタバのファンではないのだが、旗艦店とか何か特別なものと聞くと気になってしまう節操のないカモである。
スタバなのにパンが美味しそうなのは驚きだ。
そしてとにかく広い。
クローバーがたくさん。もちろんクローバーにした。
すぐ横で焙煎が行われていてその様子が見られるのもとても良い。
店舗によってこれだけ違うので、一概にスタバはどうだとかいう発言は慎んだ方がよいと思った。安い大衆酒を作っている酒造メーカーがすごく美味しい日本酒を作っていたりするので、ビジネスなどいろいろな兼ね合い、事情があって現在の形に落ち着いている事が多いのだろう。
ひととおり満足したので、朝10時の開場に合わせてビリビリワールドに向かった。
一応列は動いていたが大量に人がいたので建物に入るまでに1時間半かかった。しかも、混雑のためかところどころネットにつながらなくて焦った。チケットがEチケットでアプリからネットに繋がないと表示できないので、ゲート近くでチケットが表示されたタイミングで画面をそのまま保持して、EチケットのQRコードを見せて通過した。
巨大なホールが一階に2つ、二階に1つあって、どこも人が大勢いた。客層はとても若い。上海だけどここだけ平均年齢深圳より低い。コスプレをしていたりいろいろな格好だったりするけれども、とても礼儀正しい。男性が多いかと思ったが、女性もけっこうたくさんいた。
こういうのはネットの記事を見てわかった気になっても全く意味がなくて、現場の0.1%くらいしか情報が伝わってないように思う。さらに言えば、現地にいるだけでもわからなくて、この動画サービスを日常的に使っていろいろなコンテキストを知らないと的外れなことを言うリスクがある。
ちなみにビリビリの稼ぎ頭とみられるFGOブースは巨大だった。歴史上の人物からキャラクターが生まれて、そのキャラクターを模した格好をする人物が現れるというのは、二次元と三次元を行ったり来たりしてぐちゃぐちゃになって現象としてとても面白い。
もう一つ興味深かったのはVsinger。日本のVTuberに相当するものだと思うが、singerとしてバシバシイベントやっていくぞという意気込みを感じる。ビリビリマクロリンクというイベントが夜に3日間あって、この日はVsingerだったのだがチケットは一気に売り切れていた。
日本のVTuberのブースもあったが自分が訪問したタイミングでは閑散としていた。(何度かある放映時間には盛り上がったみたいだが、タイミングが合わなかったようだ)
横でライブとかやっていたらそっちに人が流れるのは当然か。このBanG Dream!(バンドリ!)のブースは何度か通りがかったがずっと盛り上がっていてすごかった。
とにかく開場が巨大なので、様々なところでステージがあったりライブがあったりしても全然干渉しなくて、とてもコンテンツ盛りだくさんなイベントと言う印象を受けた。ビリビリ動画でライブ配信をしている人たちのトークショーみたいなのをやっていた。
動画サイトのイベントなので各ステージが生配信され、その生配信のコメントが開場で見られる仕組みになっている。このステージだけだが、ステージの上の人が観客に背を向けてカメラに向かって歌っていたのがとてもシュールで良かった。
企業とのタイアップもたくさんあった。
半分近くは日本のコンテンツではないかと思う。
DJのステージでも八王子Pのところで大きく盛り上がっていたし、背景に公主殿下の弾幕が出たり、world is mineで「お・ひ・め・さ・ま」と一斉にコールが起きて、みんなネギ振っていて、こいつら訓練されてやがるという気分になった。
7月から始まったばかりのアニメのコスプレをしている人がいたり、フィギュアが大量に販売されていたり、これが本来クールジャパンと呼ばれるべきものかと感じた。
ビリビリワールドを一言でいうと、現在進行系で成功しているクールジャパン(多分全く関係してない) pic.twitter.com/WT4pTaBMTK
— yosuke tanaka (@yosuke__) 2018年7月20日
もちろん中国発のコンテンツもあるし
ファッションショーみたいなこともやっていたし
謎の料理番組生配信もやっていたし
独自コンテンツっぽいこともやっていたし
とにかくいろんなものがたくさんあって一日居ても全然飽きなかった。チケットを買えるのがビリビリ動画のLv2以上の人限定なので(他に入手するルートがないこともないが)、そういうふうにターゲットを絞った濃いイベントになっていてとても良かった。オンラインとオフラインの両方があってこそのイベントなんだと思う。
ここからどんな変化をしていくのかが楽しみなので来年も来たい。