金盾の向こう側の世界がどう発展しているのか、どんな独自の進化が起きて面白いことになっているのか、そんなことに近頃興味を抱いている。その関係で1年くらい前からビリビリ動画とそのイベントが気になっていた。今年の3月にビリビリ動画の大会員になって、中国語さっぱりわからないのに中国語の会員テストをなんとか突破してLv1になり、その後成都のパンダのライブ配信を見たりしながら経験値を貯めてビリビリ動画会員のLv2になった。そしてなんとかチケットを入手したので、ビリビリ動画のイベントを見に上海に行くことにした。
いろいろと検討した結果、春秋航空のシンガポール発上海行を使うことにした。初めての上海である。上海といえばリニアモーターカーだ。浦東空港から中心部のちょっと手前まで運行している。飛行機が早朝着だったので、2時間位始発を待った。
小さい頃からずっと未来の技術みたいなポジショニングだったリニアモーターカーが30年経っても日本では一向にサービスを開始しないが、上海では日常的に動いているわけである。実際に乗らない人間には机上の空論しかできないし、現実に動いているものがあるならば乗ってしまえばいい。
乗ってみた感想として、揺れ方が通常の鉄道とは全然違った感じで面白かった。始発では時速300kmまでしか出ないが、それでもリニアらしい揺れ方を体験できてよかった。あと車窓からの景色を見ているだけでもそのスピードがよくわかった。
これが日常的に使うほど便利なものかどうかは別として一度体験して見る価値は十分にあるものだと思った。地下鉄に乗り継いで、宿でチェックインすべく南京東路駅に向かった。今回泊まったのはこのホテル。2泊した。
一泊4500円程度でそこそこきれいでとても便利なところにあったので満足している。この後、杭州や紹興に行く鉄道のチケットをTrip.comのアプリで予約していたので、切符をピックアップすることにした。高徳地図によると最も近い駅は上海駅だったので、地下鉄で向かった。
チケット販売やピックアップするだけの建物でこのサイズ。といっても上の方の階で何をしているのかは知らない。ちなみにリニアと地下鉄一日乗車券のセットみたいなチケットがあったのもあって、この日はひたすら地下鉄に乗った。
次に向かったのは大丸。エヴァンゲリオン展があるそうで、現地で人気あるのかなとか上海のイベントってどんな感じなのかなとか気になったので行ってみた。
ちなみにこのイベントを知ったのはビリビリ動画アプリ。物販みたいなタブを開くとフィギュアとイベント情報が出てきて、イベントは都市を選択できるのでけっこう便利。それはそれとして上海大丸は建造物として圧倒された。
会場は2つに別れていてまず地下一階の原画展?に向かった。正直言ってエヴァンゲリオンはリアルタイムで見てないし、後から一応見たけどそこまでハマったわけではない。しかしメイキングを見るのは大好きなので、この展示は非常に楽しめた。
撮影不可だったので他に写真はないが、背景ボード、色指定などこのアニメがどう出来上がっていくのか見られて非常に面白かった。アクションシーンなどもぬるぬる動くように細かい指定がされていて、制作現場のようなものを垣間見られて非常に良かった。
もう一つの会場は最上階で、フィギュアがあったり、過去の広告があったり、企業タイアップがあったりして、これはこれで面白かった。
他にも建物にいくつかオブジェがあって、大丸がこの展示に全面的に協力しているのが伝わってきた。
大丸の近くの店で冷麺を食べたが、胡麻ダレみたいなのがこってりしすぎてあまり好きになれなかった。これはそういう食べ物なんだと思う。
上海はmobikeなのかな、ofoなのかな、と思ったらAlibabaだった。
あとクラフトビール屋に行った。
もう味を覚えてないな。この中に2、3個美味しいのがあった気がする。
そして、wechatで連絡を取り合いながらVTuberを支える方々と合流して、ホテルの一室でひまわりの種を食べたり、某所で豪華な夕食を食べたりして、とても満足した。