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長野旅行 四日目

旅行

この日は安曇野を出発して、長野を経由し、戸隠まで行った。まず安曇野からタクシーで最寄りの駅に向かった。長野に行きたかったので、篠ノ井線の明科駅である。駅で長野行きの時刻表を見ると次の電車まで1時間くらいあったので、荷物を預かってもらって駅の周りを見てこようなんて思ったが、そういうサービスはしておりませんと断られてしまった。この段階で日本酒数本とワインがバックパックに入っていて既に結構重かったのである。

結局駅前の喫茶店に行ってケーキを食べていると、急に電話する必要のある案件が発生し、SIMがデータのみだったので携帯にskypeを入れてどうにかした。そんな感じでのんびりしていて、時間になったので電車に乗った。

割と景色が良かったので、窓の外を眺めてばかりいたのだが、他の乗客は地元民のようでとても当たり前のものを見るように見ていた。途中、川中島なんて駅があって、これがかの有名な川中島かー、なんてほんの少しだけ感慨深くなった。

長野駅は思っていたよりずっと大きかった。駅のコインロッカーに荷物を預けて、善光寺に向かった。バスに乗っても良かったがそれほど遠くなさそうだったので徒歩で。

途中で日本酒が飲みたくなったので焼き鳥屋に入る。川中島の幻舞だったかな。

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 そして善光寺へ。元々行く予定はなかったのだが、せっかくなので行ってみようかという気分になった。

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全然知識なく、言われるがままに進んで、真っ暗な中を歩く体験もしてきた(お戒壇巡りと言うらしい)。あんなに暗いのはdialogue in the dark以来だな。暗いところにいると人は勝手に在らぬものを見る可能性が上がるので、そういう当たり前の事象を神秘として扱えば宗教に活用しやすいのかもしれない。

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善光寺長野駅の間は、店がたくさんありとても活気があって、歩いていてなかなか楽しかった。安くて美味しいものが食べられるのも良い。

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善光寺味噌も買った。

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駅のコインロッカーからバックパックを回収して、バスで戸隠へ。泊まったのはここ。

宿坊というから神社の敷地内にあるのかと思ったら、そんなことはなくて、神社の近辺に似たような宿坊+苗字みたいなのがたくさんあった。

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こういう古いものがたくさんあると、それだけでワクワクしてくる。夕食も宿坊らしいメニューでとても美味しかった。

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当然のことながら蕎麦も美味しい。

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戸隠そばは盛り方が特殊で、5〜6束にわけで盛りつける。戸隠神社でお祀りしている神様の数にちなんで5つ、とかそれに一つ加えて6とか諸説あるそうだ。翌朝宝光院にて神楽をやるとの情報をここで教わり、早く寝ることにした。

長野旅行 三日目

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既にバックパックに日本酒が数本入っていて重かったので、次の宿に荷物を置いてから動くことにした。次の宿は安曇野安曇野というエリアは広いが、今回行こうと思ったエリアは松本から二つの別れた路線の間にある。信濃大町・白馬方面に向かう大糸線と、長野方面に向かう篠井線があって、大糸線穂高駅が宿の最寄り駅だった。

タクシー乗るほどの距離でもないので歩いて宿まで向かったが、とても天気が良くて、遠くの山まで見渡すことができた。水田の広がるのどかな景色が素晴らしい。

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宿に荷物を置いて、目指すは大王わさび農場。

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わさびは強い日差しに弱いらしい。

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わさび丼美味しかった。

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こういう水のきれいなところにわさびが育つのだなと思った。

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わさびソフトクリームなるものを食べた。甘いのに鼻にツンときて変な感じだけど美味しい。

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ワイナリーがあるとのことなのでスイス村まで行った。

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のどかな景色を見ながら歩いて帰る。

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途中でドイツソーセージの店があったので食べてみたら美味しかった。

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腸詰屋 安曇野店 - 豊科/デリカテッセン [食べログ]

夕食は宿で建設現場作業員みたいな人々が多くいる中で食べたが、わりと美味しかった。

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長野旅行 二日目

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この日の朝は雨だった。朝食を食べた後、車で駅まで送ってもらう。大した距離ではないが、雨の日の送迎は助かる。JR上諏訪から松本に向かった。松本はこの辺りでは大きめの都市なので、駅前は栄えていてデパートもいくつかあった。宿に荷物を預かってもらって、駅に戻る。もうちょっと駅近くの宿でもよかったかと思ったが、このホテルは食事が評判が良いので選んだのだった。

松本で酒造見学できそうなところを検索したところ、上高地線というワンマン電車の下新駅付近にあると知る。ちょっと時間があったので、松本駅で蕎麦を食べた。普通のそばなら1分、生そばだと3分とのことで、生そばのきのこそばを食べたが、そばもきのこもとても美味しかった。さっと食べられるのでそばがファーストフードなのだなと思った。

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下新駅の周りは水田でとても静かで良い場所だった。こんな景色が見たかったと思い出したりする。雨も止んでいて心地よい。最初に行ったのは亀田屋酒造。母屋を見学したいというと案内してくれた。撮影許可が下りたので、三脚を置いて360度カメラで撮影したのだけれども、あれは単に普通のカメラで写真を撮っても良いという意味だったのかもしれない。あまり気にせず母屋で動画を撮った。

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撮影の後には当然のことながらいくつか試飲する。ここは、アルプス政宗というブランドで色んな種類のお酒を出している。色々と飲んでみたが、限定っぽい純米大吟醸が一番気に入ったので買ってきた。

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以前シンガポールで勧められた大信州という酒造もこの近くにあるとわかったので行ってみた。とても丁寧にお酒の解説をしてくれて、いろんな大信州を味わうことができてとてもよかった。夏向けのものや、食事に合うタイプ、辛口な物、それぞれ特徴があって、どれも安くて美味しく、たくさん買って帰りたいけど一本で我慢した。

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天恵の美酒 大信州

日本酒に限った話ではないけれども、都市部のお店で選ぶよりもこうして現地に足を運んで、その場所の空気を感じながら、のんびりと色々と試飲して、お店の人とゆっくり話をして、何本か買って帰るというのがとても幸せな瞬間だなあと思ったりする。

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松本に戻り、買った日本酒を宿に置いて、松本城に向かった。近頃ちゃんとしたお城を見てないなあと思ったので見に行ったが、石垣がそれほど高くないせいかいまいち迫力が感じられなかった。姫路城のようなインパクトがここにはなかったが、それは単に記憶が美化されているのかもしれない。それでも去年見た中津城よりはよほどしっかりしていて、そこまでおもちゃっぽくなかった。

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ついでに隣にあった旧開智学校に行った。新しい方の開智学校もそばにあり、どちらもなかなかユニークな洋館のような佇まいだった。自分はわりと普通の学校に通っていたので、こんな変わった形の学校に通うというのはどんなものだろうかと感じるが、慣れてしまえば一緒なのかもしれない。

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自分は教育に全然関心がないのでなんとも思わなかったが、ここには色々な教育関連の資料が揃っていて、そういうのが好きな人ならとても充実した時間が過ごせるようだ。自分としては面白い形の建物に昔の学校の雰囲気がわかるものが置いてあって楽しめた。

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VANCaféHOUSE(ヴァンカフェハウス)|長野県松本市縄手通りのカフェ

昼にそばしか食べてなかったのでお腹が空いたが、飲食店があるエリアがよくわからず、ランチタイムからも外れてしまっていて、なかなか開いている店がなかった。しかし、歩いているうちにおしゃれ飲食店エリアのようなものにたどり着いたので、丼を食べたりプリンを食べたりした。

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長野県松本市 “時代遅れの洋食屋” おきな堂 www.okinado1933.com

そして宿に戻った。宿のエレベーターに筍ご飯の広告が貼ってあったので、この日何食目になるのかと思いながらもホテルに併設されているレストランで、筍ご飯を食べた。

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この松本ツーリストホテルは、駅から多少遠く古いけれども、この併設されているレストランで食べる夕食と朝食が美味しいからか、けっこう賑わっていた。仕事で使っている人もけっこうたくさんいる模様。なんというか家庭料理というか、たくさんの種類のちょっとした料理があってどれも美味しそうなので評判なんだと思う。

長野旅行 初日

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朝のラッシュを避けつつも午前中には新宿で電車に乗って、昼頃には上諏訪に行こうと思っていた。しかし、最初から出遅れ、しかも荻窪駅の人身事故で中央線界隈が軒並み遅延となり、上諏訪駅に着いたのは午後3時近くなっていた。

宿に荷物を置いてタクシーで諏訪大社上社に向かった。御柱祭で下社は混雑しているが、先月御柱祭が終わった上社はそれほど混雑していなかった。聞くところによれば上社に祀られているのが建御名方神で、下社に祀られているのがその妻に当たる神様だそうだ。

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御柱は上社と下社それぞれに4本あり、近隣の自治体毎に一本ずつ担当するとのこと。御柱は次々に追加されるものと思っていたが、新しい柱が導入されると古いものは倒されてバラバラにされて縁起物としていろんな店などに配られる。かつては鹿の頭を並べてお供えする儀式なんてものもあったらしい。

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その後は酒造巡り。結局真澄、横笛、麗人の3つに行った。真澄は大規模でとても組織的な感じ。なんかきれいに整い過ぎていて、後で時間があったらまた来ようと思ったが結局試飲していない。横笛は、それとは対照的に職人さんが小規模でやっている感じ。色々とこだわりがありそう。生酒を一本買った。

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最後に行った麗人は、お店の中に試飲コーナーがあってとても自由で気楽な雰囲気。聞けば教えてくれるし人は常駐しているけれども、全然押し付けがましくない。色々と試したがスタンダードな純米吟醸にごり酒を買った。あと100円で地ビールを飲めるとのことなので飲んでみたら、なかなかホップな味がしてユニークで美味しかった。

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宿は諏訪湖に面していたので少し諏訪湖も見てみた。穏やかな湖畔に、いくつか観光客船が浮かぶ。この湖が凍って、御神渡りが起きるほど寒くなるような光景はいまいち想像できなかった。

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今回泊まった紅やという宿は、ホテルのような本館と、日帰り温泉のような別館に分かれていた。別館に泊まったが、食事も温泉も部屋も満足のいくものだった。部屋のWiFiも問題なく使えた。

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長野旅行 きっかけ

何度も書いているが、旅行に求めるのはシンガポールにないものである。いつできたか記録に残っていないくらい古い神社とか、風光明媚な景色とか、山の幸とか、温泉とか。

大分には行ったので、次はどこに行こうかなと考えたとき、そういえば長野ってほとんど行ったことないなと気付いた。京極夏彦の「狂骨の夢」に出てくる建御名方神が祀られている諏訪大社ってどんなところなんだろうかとずっと気になっていた。大分の中津城があまりにも残念だったのでもうちょっとまともな城を見たいと思っていて、松本城が良さそうなんて思っていた。安曇野のわさび農場のドローン動画を見て以来、安曇野に行きたくなっていた。善光寺味噌とか戸隠そばとか長野近辺も見所多いし、映画「サマーウォーズ」の青々とした空が見たいから上田に行こうかという気分になるわけである。調べれば調べるほど、いろいろと面白そうなものが見つかって楽しい。

言うまでもなく酒造はたくさんあるだろうし、シンガポールでは見られない素晴らしい景色を見る機会もたくさんあるだろう。そんな感じで、点と点をつないでいって、旅の行程となる。56日長野の旅。上高地も気になったが、かなり不便そうだったので今回は止めておくことにした。新宿から中央線に沿って山梨を経由して上諏訪に入り、松本、安曇野、長野、戸隠まで行って、上田経由の新幹線で東京まで戻ってくるプランである。

特に縛りはないが、東京IN東京OUTの航空券で、長野県の出入り以外は県境を越えず、ぐるっと長野県のみを見て回る。去年の大分県もそうだったし、これが自分の基本的な海外旅行スタイルとなっている。

 

バリクパパン二日目

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ここまでピンポイントで目的を持って旅行したのは初めてである。特にバリクパパンに用事はないし、皆既日蝕が見られればどこでもよかった。たったの2分間のために3日会社を休んで来たわけである。なぜ皆既日蝕に興味を持ったかは以前書いた通りだ。

皆既日蝕の360度動画を撮るべく、せっせとXiaomi yiを6台リグに固定しようとしたのだが、ドライバーを忘れるという痛恨のミス。ホテルのフロントでも周りの店でもドライバーは見つからず、リグを歪ませて無理やりねじ込んだり、手で頑張ってネジを回したりしてた。あまり無理やりやってリグを壊すのも嫌だが、早くやらないと日蝕タイムがやってきてしまう。ホテルのロビーで会った方にアーミーナイフを借りて、日蝕開始の30分前くらいになんとかカメラを6台リグに固定できた。

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waiting for solar eclipse #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 朝8時頃、ホテルのプライベートビーチはなかなか賑わっていた。半分くらい外国人で半分くらい現地の人のように感じた。三脚に本格的なカメラやフィルタをセットしている人が多く、日蝕ハンターの世界を垣間見た気がした。ここから船に乗ったりすると、もう少しだけ長く日蝕を体験できるらしく、もっと本格的な人はそちらに行くのかもしれない。

自分としては、フィルタを使って太陽を見て、カメラで周りの人々の様子を撮影して、皆既日蝕という時間を切り出すことができれば満足なので、他の人とはモチベーションが少々違う。太陽そのものよりも、そのときの周りの様子を記録しておきたかった。

Before #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
After #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 朝10時なのに暗くなるのはとても興味深かった。フィルタをかざしてみると完全に太陽が月に覆われているけれども、肉眼で見るとコロナの光が強いのかそこまで真っ暗にはならなかった。まあでもこの2分間は肉眼で見れるくらい光が弱くなっていた。

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そんな様子を360度動画に収めた。周りの歓声が聞こえるととても面白い。

日蝕自体は欠け始めから終わりまで計4時間くらいあって、そのハイライトの皆既日蝕は約2分間。ハイライトの1分前からハイライト2分間の計3分間の動画である。デフォルトの視点は太陽を向いているが、ぐるっと回してみれば他の人が見えるはず。ラストでまた歓声が上がるのは、この動画では分かりにくいがダイヤモンドリングがはっきり見えたから。

そんなわけで、幸いとても天気が良く、期待以上にちゃんと映像が撮影できて個人的に結構満足している。なんとか4Kのクオリティでできたので、Oculus RiftやGear VRで見てみたい。

変なカメラを持っているとどうやら目立つらしく、終わってからいろんな人に声をかけられた。2種類の360度カメラを持っていると、360度カメラマニアなんですかと言われたり、もしかしてそうなのかもと思ったり。撮影した映像はYoutubeにアップロードしますよと言ったり、来年はアメリカですねって話したり、旅先で他の旅行者と話すのは結構久しぶりかもしれない。ワンパターンなやり取りに飽きて敬遠してたけど、こういう風に共通の話があったり、たまになら良いのかもしれない。

撮影が済んでしまえば特にやることもないので、シーフード食べたり

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カフェでケーキ食べたり

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モスクに行ったり

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高い建物に上がったり

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ビール飲んだりしてた。

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バリクパパンはわざわざ来るような場所ではないが、来たら来たでなかなか快適に過ごせる場所だった。国際空港もあるので、ボルネオジャングルの拠点とするには丁度いい。ジャングルトレイルをしたくなったときにはここに来ようと思った。そんな日が来るのかどうかは知らないけど。

翌日は朝に空港に行ってシンガポール戻って、会社に直行して働いたので特に書くことはない。強いて言えばバリクパパンの空港は新しく、空港と市内の間のタクシーがスムーズなので、全体的に快適な印象だった。

360度動画への誘い

映像

全天球動画や4πステラジアン動画という表現の方が正しいが、なんとなく定着している360度動画という表現を使うことにしよう。RicohのTheta Sというカメラを昨年末に買って以来、せっせとそんな動画を撮っており、今や自分の関心事において大きな割合を占めている。

RicohのTheta自体はけっこう前から知っていたが、飲み会でみんなの写真を撮っても別に面白くないなあと思って、特に興味を持っていなかった。しかし、昨年あたりからとりわけ喧しく目立つようになったヘッドマウントディスプレイにより大きく話が変わってきた。このカメラで撮った旅先の写真や動画をヘッドマウントディスプレイで見て旅行を追体験したらすごく楽しそう。撮影する装置と鑑賞する装置を組み合わせると、新しい世界が見えてくるのではないか。そんな思いを胸にバーチャルリアリティの世界に一歩足を踏み出したのだった。

とりあえずOculus Riftを買おう。それが届くまでにいろんな360度動画を撮ろう。そんなことを考えて、インドネシアの遺跡にTheta Sを持って行ったり、シンガポールでも色々と撮影してみた。それはそれで楽しく、なかなか面白い映像も撮れたが、一つ不満があった。映像がぼんやりとしているのである。例としてTheta Sの動画を一つ貼っておこう。再生する際には、下部のSettingで最高画質の1080sにすると良い。


マウスのドラッグでグリグリ動かせたり、スマートフォンタブレット環境では端末の角度と連動して見ている範囲が変わるのが360度動画の特徴である。一応HDの画質ではあるが、通常のHDよりは粗く見えるはずだ。それは360度全体でHDなので、狭い範囲を見ればその三分の一程度の画質しかないかもしれない。

もっといい画質で撮りたいなと思うと、GoProを6台くっつけて後から合成というのがよくあるやり方だ。しかし軽く60万円近く消えてしまう手段を選べる気にはなれない。もうちょっと安くてもうちょっといい画質でどうにかならないかと思ったとき、Xiaomi yiを6台使うという手があるじゃないかと思い至った。もちろん既に先人はいるのだが、数は少ない。

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Thingiverseという3Dプリント用データ共有サイトに掲載されていたデータをシンガポール3Dプリンターの業者に送って印刷してもらい、そこで作られたリグを用いて6台のカメラをつなげている。ネジは近所の店で買ったのを使っている。

GoProと違って6台同時に起動させるようなリモコンなんてないからマニュアル操作だし、撮影した後は家でせっせとAutopano video proを使って6台のカメラの映像のつなぎ合わせ作業である。Theta Sと比べてはっきり言って10倍以上手間がかかっている。でもこれがまたなかなかくっきりとした映像を撮れるのだ。Settingsで最高画質を選ぶと2160sとなる。HDカメラを6台使っていいとこ取りをしているだけあって、個人的に満足のいく水準に達している。


そろそろOculus Rift CV1も発送されるとのことなので、期待以上にますます面白くなってきそうだ。

RICOH デジタルカメラ RICOH THETA S 360°全天球カメラ 910720

RICOH デジタルカメラ RICOH THETA S 360°全天球カメラ 910720