輪講

2週、4回が終了した。かなり負担が大きい
とりあえず3分の1終了ということになる。
去年までの実験のディスカッションだったらまあ適当に
わかったふりをして付け焼刃で乗り切れたけど
固定メンバーで教官も固定だから絶対バレる
ちゃんと理解すればいいのだがそれが大変。
今日の問題だって始まる30分前13:00に解けて
で学校についたのが13:15
5枚ずつコピーして、輪講開始が13:30とかなりぎりぎりだった。
物理って結局数学や化学ができるのが前提となっていて
それを使ってなんとか理解できるかどうかというところ。
前に書いた青谷助教授がいい例かもしれない
もともと化学系でアメリカに行って、物理が必要になってきて
物理を勉強しはじめたそうだ。それで今度は数学が必要になって
UCバークレーで数学の学位を取ったそうである
いまやってる金属の電気伝導論だってドゥルーデの古典理論があり
それからゾンマーフェルトの量子統計を利用した話がある
これだって完璧じゃないからまた次の理論が出てくる。
ひらめきがどうこうというレベルではなく、
まずこの分野のルールみたいなのを学ばないといけない
でも大学3年間なんて上っ面しかやってない。
まあこの段階で突っ込んだ話をしてもさっぱりわからないだろうが。
ここからゆとり教育批判につなごうと思えばつなげる
掛け算九九も覚えられないやつが微積ができるとは到底思えない
最低限の漢字を覚えられないやつが本を読めるとは思えない
最低限の英単語が覚えられないやつが英語を使えるとは思えない
みたいな感じでだらだら書いていけば収束する。
でもあえて、ちょっと違った側面で考えてみる。
工学は結局数学を使って物理学的な発見をしてそれを実用化する
その際に化学で出てくるような材料ばかりを扱う。
論文を発表するとなれば当然英語で書くわけだし、
論文を読むとしても英語を読めないと話にならない
と考えるとうちの大学の二次試験は英・数・物・化の4科目と
きわめて実情に沿ったものであると思った。
でもテクノベンチャーとなると経営学の知識が必要となるし
知的財産となると法律の話になってくる。
教養としてとか言い出すともうきりがない。
ちゃんと勉強しろという結論にするのはどうかと思う。
中村修二氏の話ではアメリカのベンチャー企業は
研究者が弁護士、経営のプロ(MBA保持者)と組んで
立ち上げるのが一般的だそうだ。やっぱり一人で何でもやるのは無理
でも日本のベンチャー企業って一人で何でもやってるような感じ
他人が真似をできないような専門性を保ちつつも
視野を広くもち、人脈を広げてやっていくというありきたりな結論か。
オンリーワンって全然価値がないからナンバーワンなんだな
「この紙は今私がこの問題を解いた世界で一枚しかない紙だ」
とかいったって誰か買ってくれるわけじゃないんだから。
だいたいいまだに人気が衰えないあの5人組の歌には納得できない
あんたらはあの事務所でナンバーワンじゃないのかって思う
ナンバーワンのくせにオンリーワンがいいって説得力がない
槙原とかいうマイノリティが切実に訴えた詞だから
逃げ腰で説得力をもつんじゃないのかって
前にmusic machineの上の部分に書いてあって共感した
とずいぶんと話が発散してしまった。