呼び出し

今日先生に呼び出された。
「君は大学に入ってから英語を勉強したかい」
英語だけはやってたつもりなのでかなりショックを受ける。
どうやら前に受けた電気電子英語の試験を採点中の模様。
二ヵ月くらい前に自分が書いた答案を見せられた。
not existsとか中学生でもやらないようなミスを最初から
している。とりあえずこのミスは見送ったらしい。
でもその二、三行したにis showedという表現があった。
こいつは過去形と過去分詞の区別がついていないんじゃないかと
思い、厳重注意ということになったそうだ。
それは京大生として問題なんじゃないかってことで。
「shownとshowedのどっちでもいいんじゃないかと思って
showedにしたんですけど」っていうと過去分詞のshowedなんて
見たことないそうだ。それで、その場で先生が辞書で調べたらshowedも過去分詞として出てた。


そこから急速にトーンダウンした気がする。
でも島崎藤村与謝野晶子の詩が素晴らしいだの、格調ある
文章とはどんなものだの、格調ある英語はどうだのと数分続いた。
何とも反応できず適当に相づちをうっている自分がそこにいた。
そこから何故か慰めモードに入る。三単現のsを間違えたって
意味が通じるけど主語を間違えたら意味が伝わらないから
そっちの方がひどい間違いなんだとか。まあそうだろうけど
「どっちもなければないに越したことはないです」
ととりあえず反省する。まあ本当に反省してた。
それで以後気をつけるということで終了。
数時間後、「中身を読んだらそんなに悪くなかったよ」だって。
これはどういう意味なんだろう。あまりにも落ち込んでそうに
見えたから少しはフォローが必要と感じたんだろうか。


それにしてもなんでnot existsなんて書いたんだろう。
最初existsって書いて後から否定形だと思い出したんだろうか。