今日の朝刊でなかなか面白いのがあったので気になった部分を書き出してみた。
読んだだけなら絶対に記憶に残らないと、自信を持って言えるので
やっぱりフロー情報をストック情報にしておこうと思ったから。
近頃は新聞も雑誌もだいたいメモっている。覚えているわけないんで。
エアバッグ(ロケット打ち上げで固体補助ロケットを切り離す日本の火薬技術)
耳式体温計(遠方の天体の温度を測定するための赤外線センサー)
ダイヤモンドカット缶(航空機やロケットの材料を「薄くても強くする」ための日本人のアイデア)
CTスキャン(アポロ計画で開発された月面の画像処理プログラム)
ハサップ(宇宙食の安全確保のために開発した品質管理マニュアル)
新幹線の騒音対策(ロケット事故を分析する日本のシミュレーション技術)
低反発ウレタン(発射時や帰還時に飛行士の衝撃を抑えるための素材)
カプセル型内視鏡(国際宇宙ステーションで日本が植物実験で使う小型カメラ)
抜群の技術力があっても、中小企業が信頼されるのは難しい。
JAXAと提携しているという事実が信頼の証しとなる。
月までの距離を測定する技術 レーザーメスなどのレーザー装置
宇宙食 インスタントコーヒーを始めとするフリーズドライ食品
スピンオフは76年以降、約1400件
新製品は年間40〜50種類
地球資源衛星ふよう1号の資源探査技術を応用した糖度センサー
皮をむかずに糖度を調べる作業に活躍している
7月には野菜の新鮮度を調べる小型測定器も売り出された
ロケットエンジンの振動防止装置を応用し、地震のときに建物の揺れを減らす装置
04年の新潟県中越地震で、この免震装置に救われた建物がある
JAXAが持つ約1000件の特許のうち、スピンオフに適しているのは100件くらい。
新たなニーズを開拓するため、JAXAは、産業界の事情に詳しいコンサルタント3人と契約している。
年に最低1件の大型スピンオフをまとめるのが約束だ
企業とのライセンス契約は、細かいものも含めて年間40件ほど。
JAXAの収入は年間1000万円で、1800億円の宇宙予算に比べて微々たるもの。
目先の利益よりもスピンオフの拡大を優先し、ライセンス料を製品の売り上げの4パーセント
いかにおさえている。お買い得ですよ。
「宇宙開発が支持されているのは、(探査や観測といった)本筋の成果があるからだ」
ジョージワシントン大学のジョンロングスドン宇宙政策研究所長
日本にも月の鉱物を探る月周回衛星セレーネ(07年に打ち上げ予定)があるが、
さらに長期的な戦略で宇宙政策を考える必要がある
未来工学研究所 稗田浩雄理事
要するに、宇宙開発は無駄じゃなくてけっこう役立ってるぞってこと。
衛星とかそういうのが役立ってるのは当然なんだけど、それ以外でもということか。
やり方によってはもっとライセンスで稼げそうな気がするんだけど、
国から独立して一企業としてやっていくのは到底無理っぽい気がした。
1800億に対する1000万では、きついとかそういうレベルじゃない。
そうすると、こういう新しい技術の使い方としては、広告塔くらいか。
ライセンスするときにお金と、商品にJAXAのロゴを必ず入れるようにするとか
契約を結んで、民生機器にもいろいろ役立ってるんだってことをアピールすれば
予算を減らされるリスクは軽減できるような気がするけど、よくわからない。
宇宙政策研究所長って普段どんな仕事をしてるんだろう、とふと気になった。
『JAXAシンポジウム 2006』
http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=06/06/17/021246
SELENEシンポジウム (平成18年7月31日(月)10:00−17:00)
http://www.jsfws.info/selene_sympo/jp/index.html
こういうのは平日昼じゃなくて土日か平日夜にやってくれよ、と非常に思う。
なんとなく、つくばに行きたくなってきた。
何もないって噂はよく聞くんだけど見たことないし、TX乗りたい。
>つくばのひと
来週か再来週の土日どっちかって暇?連絡よろしく