第3回 Firefoxを使い込む(中編)

前編では基礎的なことを書いたので、あと応用的なことを書く。
Mozilla Japan - 次世代ブラウザ Firefox とメールクライアント Thunderbird の公式サイト
http://www.mozilla-japan.org/
この公式サイトからダウンロードできる。windowsでもMacでもLinuxでも使えるはず。前編で書いたようにそのままでは使いにくいので、いろいろと拡張機能(アドオン)を入れていくわけだが、大切なのは2点。どの拡張機能を入れるのか、それをどう設定するのか。

Tab Mix Plus(タブミックスプラス)

Tab Mix Plus | Firefox Add-ons | Mozilla Corporation
https://addons.mozilla.org/firefox/1122/
これはタブの設定を拡張するもの。Firefox2になってから、何も設定しなくてもタブがある程度使いやすくなったけど、個人的にまだちょっと足りないので、このアドオンを入れている。インストールってやって、インストールできなかったら、そのサイトからのインストールを許可するってやれば良い。設定方法については、以前書いた。
http://d.hatena.ne.jp/pho/20060528/1148824027

入れただけだと全然駄目なので、使いやすいようにカスタマイズ。ツール、拡張機能、TabMixPlusから詳細設定画面に入れる。まずはリンクの「本来新規ウインドウに開くリンクを」のところで「新規タブに開く」にする。これをしないとどんどんウインドウが開いて前々タブブラウザの意味がなくなる。まずはここからである。あと、表示のところで「タブ幅」を決めることができる。あまりタブの長さが変わらないようにするなら100ピクセルから100ピクセルとか設定しておけば大丈夫。そのへんは使いながらやりやすいようにしていけばいいかと。マウスのところで「マウスオーバーでタブを選択」というやつにチェックを入れておけばタブをクリックしなくてもカーソルをあわせるだけでタブが切り替わるので結構便利。秒単位で指定ができるのもいい。

「マウスオーバーでタブを選択」ってのが個人的にかなり重要。いろいろ作業するとなると、クリックする労力ってのは地味に大きい。マウスカーソルを合わせて指でカチッと押すわけだけど、そのカチッてやるのがあるのとないのとで時間と労力が全然違う。まあそんなに使い込むなよって話もあるけど、自分がFirefoxを使う理由はこういう無駄を一つ一つ省いていきたいからなのである。セッションの保存は、Firefox2には最初から組み込まれているので無効にしておいた方がいいだろう。タブの数が倍になってたりしてちょっとあせったんで。

Adblock Plus(アドブロックプラス)

Adblock Plus | Firefox Add-ons | Mozilla Corporation
https://addons.mozilla.org/firefox/1865/
この機能は個人的に欠かせなくなっているんだけど、どうも周りの人に理解してもらえない。ポップアップ広告がなくなるんじゃなくて、埋め込まれてるやつもなくなるんだよ、すごくね?って言っても反応はいまいち。あんまり気にならないとか言われるとちょっとさびしい。
Going My Way: Ad Blockで広告の表示自体をBlock
http://kengo.preston-net.com/archives/000808.shtml#000808
ここで紹介されているスクリーンショットを見れば一目瞭然なんだけど、そう思う人は少ないのかな。画面という限られた領域の中に余計なものがあると、必要なものを表示するスペースが圧迫される。それは非常に効率の悪いことだと思う。でも、問題はそれだけじゃない。余計なものがあるとそっちに注意力が向けられてしまう。ウェブというのはAttention、どれだけ人の注目を集められるかというものなわけで、人の限られた注意力をそういう余計なものに持っていかれてしまうと、非常に効率が悪い。広告が面白いって言う人もいるんだけど、面白い広告が出てくる確率って何割ですか?本当に面白い広告だったらどっかのブログに取り上げられないですか?記事と広告ってどっちが大事ですか?って問いかけたくなる。機械的に挿入された記事とは関係なくて、記事よりずっと目立つ広告ってのが大嫌いなわけである。そんなの全部なくなればいいのに、って思ってなくしているわけ。みんなが広告を消し始めて、ウェブ広告関連会社の人が対策したりしたら、非常にやりにくくなるなーと思うので、紹介しつつもあんまり普及して欲しくないのだが。


ちょっと出かけるんで、続きは後で